【必読】Webデザイン作成において気をつけるべき3つのポイント

Webデザイン

自分のサイトやブログを運営していると、やはりそのデザインにはかなり凝りたくなりますよね。

いくら記事の内容が素晴らしくても、視覚的にダサいとパッと開いて見ただけで直感的に「このサイトは見る必要ないな」と思われてしまいます。

またクリックできるのかどうか分からなかったり、お目当ての記事になかなかたどり着けないようになっていたりすると使いにくくて機会損失が生じてしまうかもしれません。

Webデザインとは単に見た目を整えるというだけでなく、いかにサイトを訪問してくれた人に居心地のいい思いをしてもらうのか、またそれによって自分の本来の目的を果たすということが重要になってきます。

ということで今回はWebデザインについて「デザイン」という単語の解釈から改めて考えてみました。

 

Webデザイン作成において気をつけるべき3つのポイントについて動画で解説

 

Webデザインとは?

まずはWebデザインの定義から簡単に確認してみましょう。

ウェブページやウェブサイトにおける視覚面(意匠・要素配置等)に対し、整理・再構築・意匠等を施すことである。グラフィックデザイン的な要素を多く含む一方で、対話的な要素を持つWWW(ウェブ)の性格上、情報デザインあるいは工業デザイン的なスキルも求められる。

出典:Wikipedia

難しい単語が並んでいますが、どうやらWebデザインという言葉は単に見た目を整えるだけでなく、情報を整えるという意味もあるようですね。

 

デザイン≠アート

「Webデザイン」とは見た通り「Web」と「デザイン」と組み合わせた単語です。

「Webデザイン」を聞くと主に「ウェブページを視覚的に美しくする」というイメージを持たれる方が多いと思います。

これは「デザイン」という言葉が「美しいデザイン」といった言葉に代表されるように「見た目を整える」というイメージを持たれているからだと思いますが、本来のデザインは実はそれよりももっと広い意味を持っています。

「デザイン」には広義と狭義があり、広義のデザインは「目的を達成するための思考の枠組み、コンセプトの設計、実際の形に落とし込んで表現するまでの全ての工程」を指します。
⇒ デザインの本当の意味!広義と狭義を理解してビジネスへ応用しよう

よって「Webデザイン」という言葉も、Wikipediaの定義にもある通り、単にグラフィックデザイン的な要素だけでなく、使いやすさや見やすさなどの「機能面」を整えることもWebデザインと言えます。

つまりはアートように「美」を追求するだけでなく、あくまでも「本来の目的に沿っているのか」という機能的な面も重要だと言うことですね。

 

Webデザインをする上で気をつけるべき3つのポイント

Webデザイン

ということで以上で解説した内容を踏まえて、ここからは僕が考えるWebデザインを行う上で重要視すべき3つのポイントについて紹介していきます。

  • 目的達成性:目的は達成できるのか?
  • 機能性  :使いやすいか?
  • 優美性  :美しいか?

 

目的達成性:目的は達成できるのか?

あなたがWebサイトを作成する場合、そこには必ず何かしらの目的があるはずです。

例えば情報発信ビジネスでDRMを使っているのであれば、「メルマガに登録してもらう」とかですね。

Webデザインでまず気にすべき点はこのように「本来の目的を達成できるのか」、つまり「自分のメッセージが正しく伝わるのか」ということです。

例えば、あなたがなかなか格式の高いパーティーに出席をすることになり、そのパーティーにどんな服を着て出席すればいいのか考えているとしましょう。

この時まず気にすべきは「パーティーの雰囲気に合うのか」「ドレスコードを守れているのか」という点です。

動きやすいからといってジーパンで出席してしまうと、おそらく周りの人に「あの人は常識がないのだろうか?」と思われてしまうでしょう。

Webデザインにおいてもどうしても多くの人が「見た目が美しいサイトを作る」ということに目が行きがちですが、まず本来の目的は一体なのなのか、そしてその目的を達成できるような配置、配色、利便性を備えているのかをチェックしていきましょう。

 

機能性:使いやすいか?

そして次に重要になってくるのが「使いやすさ」です。

いくら見た目がシンプルで美しいからといって白黒だけで書かれた文章はかなり読みにくいはずです。

リンクはリンクできちんと色分けしてクリックできることを直感的に分からせたり、余白を調整して見やすい記事にすることも重要ですね。

また、上の「目的達成性」と「機能性」を合わせて「ユーザビリティ」と呼ばれることもあります。

パーティーの服装で言えば、動きやすい服を選ぶということです。

きちんとドレスコードを守っていても、それがすごく動きにくかったり、肌が見えすぎていて寒かったりしたらかなり自分的には嫌なはずですね。

 

優美性:美しいか?

そして上の2つを守った上で最後にやっと出てくるのが「美しいか」です。

「目的達成性」や「機能性」を邪魔しない限りにおいて、あなた自身の個性をアートのように表現していくことは他のサイトとの差別化を図る上でとても重要です。

パーティーの服装においてもきちんとドレスコードを守っていて、さらに動きやすくて暑くも寒くもないベストな服装を選んでも、それだけだとやはり没個性的になりがちです。

そうならないようにも、アクセサリーを工夫したり、差し色を取り入れたりと自分のセンスを出していくことで「あなた」という存在を魅せていくことが大切ですね。

 

それぞれの要素を総合的に考える

良いWebデザインを行うために「目的達成性」「機能性」「優美性」の3つの要素を紹介しましたが、これらは互いに関連しており、どれか一つを満たせば他の2つも満たされるようになっています。

例えば、文字を見やすいように色わけした場合、まず見やすくなったことで「機能性」が高まりました。

そしてその結果、自分の伝えたいメッセージを伝えやすくなったので「目的達成性」も高まっています。

さらに、見やすくなった=見栄えがよくなったので「優美性」も高まっていますね。

このようにどれか一つの要素を引き上げると、まるで鎖でつながっているように他の要素も上がってきます。

しかし逆に言えば、どれか一つでも満たせないとどれも満たせなくなるということです。

よって、Webデザインを考える上では常にこの3つの要素を気にして、バランスを取りながら行っていきましょう。

しつこいようですが、「見た目が美しい=良いWebデザイン」ではありません。

あくまでも「そのサイト本来の目的はなんなのか」ということを念頭においてデザインを考えていきましょう。

2016年10月25日 | Posted in DESIGN (design)

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