メンタルブロックの外し方!自分で解除するための5つの方法
人は誰しも自分が育ってきた環境や他人の影響を受けて、知らず知らずのうちに固定観念を形成していきます。
それ自体はどうしようもありませんが、それがあまりにも強いと偏った考え方しかできずに自分の可能性を狭めることになります。
そこで今回はそうしたメンタルブロックを外して自分を少し自由にする方法について紹介をしてみました。
僕も以前までは自分が苦手なことからはすぐに逃げてしまいがちでしたが、この方法をとったところ苦手といった感覚なんていうのはただの先入観で実際はなんてことないということがよく分かりました。
なるべく僕の実体験を元に紹介をしてみましたので、ぜひこちらの考え方をご活用頂ければと思います。
Contents
メンタルブロックとは?
人間が何か行動等を起こす場合に、出来ない、ダメだ、無理だと否定的に考えてしまう思い込みによる意識の壁、あるいは抑止・制止する思考のこと。
出典:コトバンク
メンタルブロックというとなかなか大げさに聞こえるかもしれませんが、要するには心のリミッターのことです。
僕たち人間は普段知らず知らずのうちに自分で自分にリミッターをかけています。
何か行動を起こそうとする際に「ダメだ」「無理だ」「できるわけがない」といったネガティブな感情が芽生えてきて行動を抑止してしまうのです。
こうしたことは過去の失敗経験、周囲の自分に対する評価などなど様々な要因によって形成されてきます。
同じような言葉で「マインドブロック」というのもあります。
「トラウマ」との違いで言えば、トラウマのほうがより幼い頃の記憶に関連した根の深い問題という位置づけなようです。
メンタルブロックの例
メンタルブロックと一口に言っても、人によって苦手としていることや無意識のうちに避けてしまうことというのは様々です。
以下では代表的なメンタルブロックの例を挙げてみました。
- 異性と話すのが怖い
- 飲み会に行くのが怖い
- 人前でのスピーチが怖い
- 人前で歌うのが怖い
- (特定の人と)話すのが怖い
メンタルブロックがあるとどうなる?
メンタルブロックがかかってしまうと、結果として何もしなくなる(何もできなくなる)といった状態に陥ります。
十分にそれを成し遂げるだけ力が自分には備わっているにも関わらず、心が”NO”と言って言うことを聞いてくれないのです。
従って、メンタルブロックがあると本来の自分の力を発揮することができずに人生の行動範囲が狭くなってしまいます。
そうして行動範囲が狭くなってくると、ますます狭い世界しか見なくなるのでより内向的な考え方に偏っていきます。
一度の人生、自分にリミッターをして思いっきり自分を楽しめないなんてなんだか勿体無いですよね。
メンタルブロックの外し方!自分で解除するための5つの方法
メンタルブロックがあるとうまくいくはずのこともうまくいかなくなってしまいます。
そこで、以下では心の抑制を取っ払って、より自分を自由にするための方法について紹介をしてきます。
どれも僕が「なんかこれうまくいく気がしないんだよな〜」と思った時や自分が全く経験したことがない新しいことに取り組む時に積極的に使用している方法です。
スカイダイビング精神でいく
実は物事を始める上で最も困難なのはだいたいの場合一番最初です。
初めてのことをする時には、それまでにした経験がないので「失敗したらどうしよう」「うまくいくはずがない」といったネガティブな感情がどうしても脳をよぎります。
しかし、実はそうしたほとんどの心配は杞憂で、実際にやってみるとなんてことなかったりするものです。
以前、僕がニュージーランドでスカイダイビングをやった時のこと、念願のスカイダイビングがついにできるということでノリノリで飛行機に乗りましたが、実際に落下のポイントが迫ってくると急に怖くなってなんだか少し気持ち悪くなってきました。
手や足も震えてきて”I can’t!”と言いかけましたが、インストラクターと一緒に無理やり空に放たれた瞬間、それまでの恐怖はなんだったのか、まるで自分が鳥になったかのようなとても素晴らしい体験をすることできました。
ほんの数秒しかできなかったのが非常に名残惜しかったです。
大きな岩も最初に動かす時にはかなりの力が入りますが、一度動き出したらその後はどんどんを転がっていきます。
これと同じで、最初の一歩踏み出すのはなかなかエネルギーがいるのですが、踏み出してしまえばあとは流れでなんとかなってしまうことが意外と多いものです。
スピーチであればとりあえず壇上に立つ。
異性とのデートならとりあえず待ち合わせ場所に行く。
あとのことは置いておいて、何が何でもとりあえず一歩踏み出す。
スカイダイビング精神で乗り切っていきましょう。
自分を騙す
人間である以上、「苦手だ」「不安だ」という感情を完全に消し去ることは不可能です。
しかし、極力それを意識しないようにはできます。
その方法が自分で自分を騙すという方法です。
例えば僕は就職活動の面接ではよく「自分こそがこの会社が求めている人材だ、自分が受からなければ誰も受からない」と半ば自己洗脳のようなことを本気でやっていました。
頭がおかしいのでは?と思われるかもしれませんが本気です。笑
そのかいもあってなのか、第一志望の会社の最終面接でも良い緊張感を保つことができ、合格した後で面接官の方から「非常に堂々としていて自信に満ちあふれている感じが良かった」とお伺いすることができました。
メンタルブロックを壊すには自信を持つことが一番重要です。
ですが、自信とは一朝一夕で身につくような簡単なものではありません。
だからこそ、まずは根拠のない自信を持って自分自身を騙してしまいましょう。
また、こうしたことをする場合は、自分が好きな芸能人や漫画のキャラクターならどうするか?と考えてみても面白いです。
「あのキャラクターならどうするか?」と考えてみることで普段の自分とは違った考えが浮かんできたりして、より大胆な行動を取れるようになります。
詳細までイメージする
人間は基本的に頭でイメージできないことは実際にもできないようになっています。
ですが、逆に詳細にまでイメージができるとその行動の成功確率はグンと上昇します。
例えば、あなたが好きな人とデートをするという場合、そのデートの一日を詳細までイメージしましょう。
何時何分にどこどこについて、それからこのルートを通って、どこどこでご飯を食べる。
まず会ったらこうしたことを言って、歩く時は自分が車道側で、歩いている間はこんな話をして、お店のドアを開けたら先にはいってもらって、このメニューを頼んで…
食事の最中はこんな話をして、お会計の時は相手がトイレに行っている時に終わらせて、お店を出たらこのルートでどこどこに向かって…
この時ポイントは多少イメージ通りいかなくても慌てないようにコンティンジェンシープラン(代替プラン)を用意しておくこと。
デートであれば「ここが混んでいて空いていなかったらここに行こう」「もしもこのアトラクションが終わっていたらこうしよう」といった具合に、予備のプランを考えておけば当日不測の事態でもたつくことも少なくなります。
プロのアスリートたちはメンタルトレーニングで自分の技の成功を詳細にまでイメージしますが、これなどメンタルブロックを外すための典型的な例ですね。
「熱」がある人の近くに行く
また、いつも自信に満ちあふれていて「熱」を持っている人の近くにいくことも有効です。
熱は人から人へ伝染します。
いつも自信に満ちあふれていて新しいことにもバンバン挑戦していく人の近くにいれば、自然とあなたも外向的になっていきます。
ですが、この時の注意点は決してその人の熱を冷まそうとしないこと。
せっかく熱がある人の近くにいっても、あなたがいつもネガティブなことばかりつぶやいていると、その人の熱を奪ってしまうことになります。
そうすると居心地が悪くてその方はあなたのそばに近づこうとはしなくなります。
決してネガティブになるなとは言いませんが、極度のネガティブ思考は人が離れていくばかりですので気をつけましょう。
情報を集める
苦手意識は情報量に比例します。
人間は「分からない」ということに対して恐怖を抱く生き物ですので、そもそもその分野に関する情報が自分の中に不足している場合、それを苦手と感じるのは当然のことです。
もしもあなたが人前でのスピーチが苦手だというのであれば、スピーチの方法に関する本をたくさん読んだり、ネットで調べたりしてみましょう。
そうして上手なスピーチの仕方や、オーディエンスを惹きつけるための方法、王道のスピーチの構成などいろいろなことを学ぶうちに、自然とそれらを実際に試したくなってくるはずです。
僕たちの脳は普段生活していても自分の興味のあることしか情報として入ってこないように作られています。
そうしないと情報が多すぎて脳がパンクしてしまうんですね。
あなたが苦手だなと思うことも実は脳が勝手にフィルターをかけてしまって情報をシャットダウンしているから苦手と感じているだけかもしれませんので、ぜひ意識的に情報を集めるということをしてみて下さい。
まとめ:心のリミッターを解除しよう
ということで今回はメンタルブロックを外す方法について紹介をしました。
まとめると
- スカイダイビング精神でいく
- 自分を騙す
- 詳細までイメージする
- 「熱」がある人の近くにいく
- 情報を集める
です。
最初のうちはものすごくビビっていてやりたくなかったことでも、いざ終わってみると「なんだたいしたことないじゃん」と思うことがほとんどです。
僕も昔はカラオケであっても人前で歌うことに対してものすごい抵抗がありました。
しかし、お酒が入って何度か勢いで行くうちにそんなことは全く気にならなくなり、今では二次会はカラオケでないとむしろ物足りないくらいです。
「苦手だなあ」「嫌だなあ」と思っていることも実際にやってみると大したことないことがほとんどですので、ぜひ今回の方法を例にメンタルブロックをぶっ壊してみて下さい!