スマホ依存症を治すための8つの対策|症状や危険性についても
もはや我々の生活に欠かせなくなったスマートフォン。
非常に便利なのは間違いがないのですが、あまりにも多機能すぎてすっかりスマホが手放せなくなってしまう人もかなり多いでしょう。
ニュースなどでは新しい現代病の一種としてスマホ依存症が取り出たされているほどです。
そこで今回はそんなスマホ依存症を治すための対策を8つほど紹介してみました。
僕も以前は寝る前と朝起きた時には必ずスマホをチェックし、何もなくてもすぐにスマホをいじってしまうという感じでしたが、ここに書いてあることを実践した結果、スマホへの依存率はかなり減りました。
スマホ中毒から抜け出せなくて困っているという方の参考になればと思います。
Contents
スマホ依存症の症状や危険性
スマホ依存症とはその名の通り、四六時中スマホを触っている状態のことです。
厚生労働省が2013年に行った調査で、無作為に選んだ全国264校の中学・高校にアンケートを行ったところ、ネット依存の疑いがある子どもが、中学生の6%、高校生の9%、推計で51万8千人にも上ることが分かりました。
予備軍を含めれば全国で70万~80万人の子どもが該当するという話もあり、若者を中心に主にスマホを通じてのネットへの依存率が非常に高くなってきていることが問題視されています。
具体的には以下のような方が該当するようです。
- スマホ無しで1日過ごせない
- 運転中でもスマホをいじる
- 親しい人と一緒でもスマホを使う
- 対面にいるのにチャットで会話する
- 風呂やトイレまで持ち込む
これがずっと続いてくると以下のような症状が現れてきます。
- 実生活でのコミュニケーション不足から生じるうつ病やパニック障害
- 長時間の定姿勢で画面を見ることにより肩こり、頭痛、血行不良
- ブルーライトによる不眠症
- 視力低下
- 「スマホ指」という小指の変形
確かにスマートフォンの登場によってインターネットが身近になった結果、僕たちの生活は大きく便利になりましたが、やはりどんな技術にもその弊害はあるもの。
スマホへの依存率が大きくなると、やがて上のような深刻な健康被害につながることも少なくないのです。
スマホの依存度をチェック
まずは上のページでご自分のスマホ依存度がどれくらいあるのかを測ってみましょう。
美容記事執筆や心理テスト・チャート作成の会社を運営する方監修のもと行われているので、診断結果もそれなりに信憑性があるはずです。
こちらのテストで依存度が60%以上いっている方は要注意。
ぜひ以下で紹介する方法を実践してスマホ依存症から抜け出すための対策をしていきましょう。
スマホ依存症を治すための8つの対策
スマホ依存対策アプリを入れる
スマートフォンにはスマホ依存症を治すためのアプリがいくつかあります。
・Forest
スマホ依存症対策のカテゴリーでなかなか評価が高いアプリ。
スマホに触らなければ木が育つという面白い発想のアプリで、30分触らなければ1本の木が育ち、最大4本2時間までセット可能です。
育った木はマイフォレストに植えられていき、しっかり集中できれば青々と茂った森になります。
Androidだと無料ですが、iPhoneだと240円。
iPhoneだとお金がかかってしまいますが、実は逆にお金をかけると活用しなければもったいなくなるのでスマホ依存症対策により効果があります。
・UBhind – Mobile Life Pattern
どのアプリを何時間ほど使っているのか計測してくれるアプリ。
さらに1日の目標時間を設定すれば、その時間が過ぎるとスマホを自動ロックで完全に使えなくすることが可能です。
時間を過ぎると本当に使えなくなるので、これを入れれば無駄なネットサーフィンなど怖くて絶対にできなくなるという超強力アプリ。
なかなか怖いとは思いますが、重度のスマホ依存症から抜け出すにはこれくらいはやらないとダメですね。
通知機能をオフにする
パッと見た時に何かしらの通知がきているとやはり気になってどうしても触ってしまうもの。
であれば、そもそも通知が出てこないように設定してしまいましょう。
iPhoneであれば「設定」⇒「通知」を開けばアプリごとに通知をするかどうか細かく設定することができます。
「通知をオフにしてしまうと大事なメールも見逃してしまいそうで心配…」という方でも、実はiPhoneならホーム画面を下にスワップすれば
このように最近あった通知を全て見ることができます。
その都度その都度確認するのではなく、こうして一気に確認したほうがスマホ依存症脱却には近づくはずです。
スマホの使用時間を把握する
実はiPhone、Android端末ともにどれくらいスマホを使用しているのか見ることができます。
iPhoneであれば「設定」⇒「一般」⇒「バッテリー」で見ることができます。
こちらの画像では表示されていませんが、スマホを100%まで充電すると表示されます。
これを元に「スマホ使用時間/起きている時間」で起きている時間のうちどれくらいスマホを触っているのか計算してみましょう。
いかにスマートフォンによって貴重な人生の時間を奪われているのかが分かるはずです。
中毒性のあるアプリを削除する
他のサイトなどを見るとフォルダの名前を「依存アプリ」「時間泥棒」などのように設定する方法などが紹介されていましたが、僕自身はこれはあまり効果がありませんでした。
であれば、やるべきことはそもそも中毒性のあるアプリを削除すること。
SNS関係のものであればコミュニケーションを取る必要があるのでなかなか消すのは難しいでしょうが、ゲームアプリなどであれば消しても人間関係上は特に問題がないはずです。
僕は以前Youtubeのアプリを入れていて特に何の用がなくてもいつもこれを開いて動画を見てしまっていました。
しかし、「これではダメだ!」と思って、意を決して削除した経験があります。
少し抵抗があるかもしれませんが、フォルダに入れてまとめておくのではなく有無を言わさず消してしましょう。
ブラウザに制限をかける
実はスマートフォンには子供の教育上良くないサイトなど特定のサイトの閲覧を禁止にする機能がついています。
iPhoneの場合は「設定」⇒「一般」⇒「機能制限」⇒「Webサイト」⇒「アダルトコンテンツを制限」、または「指定したWebサイトのみ」からできます。
僕の場合はいつもYoutubeに時間を食われるので、Youtubeを常に禁止にしています。
これでYoutubeのページを開こうとすると
このように開くことができなくなります。
これはなかなか効果があり、これを実行してからはついついYoutubeを見て時間を無駄にしてしまうことが激減しました。
もしも、禁止にしたいWebサイト以外がブロックされてしまっても真ん中の「Webサイト」を許可するを押して、パスワードを入力すればすぐに解除できます。
音楽プレイヤーと併用する
スマホに音楽を入れて聞いている方は多いと思いますが、これもスマホ依存度を上げる行為。
音楽を聞くつもりだったのに気づいたら音楽を聞きつつ、SNSをチェックしたりとネットサーフィンをしてしまっているなんてことになりがちです。
そうしたことにならないようにするためにも、スマートフォンとは別に音楽プレイヤーを持ち歩きましょう。
調べ物をするならスマホ、音楽を聞くなら音楽プレイヤーというように分けるのです。
僕もこれはやっていてiPhoneとは別にiPodを持っています。
iPhoneに何もかも詰め込んでいると落とした時などのダメージがでかくなりますし、ランニングをする時などは大きいiPhoneよりもコンパクトなiPodのほうが便利です。
格安SIMにして容量を制限する
スマホを際限なく使ってしまうのには「インターネットに繋がっているから」という理由がかなりあるはず。
であればあえてネットの通信制限のあるプランに入ってしまいましょう。
特にオススメなのが大手のキャリアではなく格安SIMを使うこと。
実は僕も現在はビックカメラで購入したBIC SIMを使っています。
格安SIMの場合は端末とSIMカードを別々に買う必要があり、僕はiPhone6 64GBのSIMフリー版を10万円ほどで購入しました。
10万円なんて高すぎると思うかもしれませんが、僕はBIC SIMのライトスタートプラン(データ通信6GB/月)に入っていて通話代を合わせても月々の支払い料金は2500円程度です。
docomo、au、Softbankといった大手キャリアで契約をすると端末の料金はほとんどかかりませんが、月々の料金は8000円程度。
Softbankホームページで試算(2017年3月時点)
これが2年縛りですので、2年使った時の料金は
程度となります。
代わりに格安SIMであれば端末の料金はかかるものの、月々の料金はかなり安くなります。
画像出典:http://www.biccamera.com/bc/c/service/sim/price.jsp
仮に真ん中のデータ通信容量が6GB/月のライトスタートプランで通話機能つきにすると、
このように同じ2年使うとしても3万円以上の差があります。
さらに格安SIMであれば別に更新月という面倒なものもないので、自分の好きなタイミングで機種を変えることが可能です。
「通信制限があるといざ本当に使い時に制限がかかって使えなくなったら困るんじゃ…」と思うかもしれませんがBIC SIMなら高速回線と低速回線をアプリで使い分けることが可能です。
こちらは「みおぽん」というアプリなのですが、これで普段は低速回線を使って本当に必要な時だけ高速回線にするというように使い分ければ容量がなくていざという時に困るという状況を減らせます。
このように格安SIMはスマホ依存脱却に近づき、さらに長期的に見れば料金も安くなるのでとてもオススメです。
スマホを持たない
最終手段。笑
一番効果があり、かつ最も抵抗があるのがそもそもスマホを持たないということです。
世の中には「ネット断食」や「スマホ断食」といったことをやっている方もいるようで、意外にも
「実はあまり困らないことが分かった」
「早寝早起きするようになって生活習慣が改善された」
「スマホをボーっと見ている時間の代わりに本をたくさん読むようになった」
などなど高い効果を実感している方もいらっしゃるみたい。
なかなか難しいとは思いますが、せめて「今日はスマホは持っていかない」「今日はスマホを一切見ない」といった具合に休日を設定するのも良いでしょう。
(僕はここまでしなくても良いようになんとか頑張ります笑)
まとめ:ポイントは今すぐやること
ということで今回はスマホ依存症を治すための8つの対策を紹介してみました。
- スマホ依存対策アプリを入れる
- 通知機能をオフにする
- スマホの使用時間を把握する
- 中毒性のあるアプリを削除する
- ブラウザに制限をかける
- 音楽プレイヤーと併用する
- 格安SIMにして容量を制限する
- スマホを持たない
おそらくこの記事も今スマホで見ていると思いますが、本当にスマホ依存症を治したいを思うのならこれらの対策を全て「今すぐ」やりましょう。
「音楽プレイヤーと併用する」「格安SIMにして容量を制限する」「スマホを持たない」以外であれば今この場でできるはずです。
最も意味のないことは「決意を新たにする」こと。
人間の意思はとても弱いので、仕組みを作って意思とは関係なくスマホをいじれないようにする環境を整えなければなりません。
スマホによってあなたの貴重な人生の時間を奪われないようにするためにも、今すぐ即刻この場で実践をしてみましょう。
かなり効果があるはずですよ。