大企業を辞めると後悔するしもったいない?リスクはどれくらいなのか
日本の企業数は2012年2月時点で412万8215企業。
その中で東証一部に上場しているいわゆる「一流企業」と呼ばれる大企業はたったの2024企業しかありません。(2017年6月23日時点)
こうした日本有数の大企業に入るにはそれなりの進学校へ通い、難関とされる大学に合格する他、大学でもサークルや部活でのリーダー経験、ボランティア、インターンなどなど何か突出した経験やスキルを持っていることが必要です。
実はかくいう僕もついこの前までは社員が数万人で資本金が数千億単位の東証一部上場企業に勤務をしていました。
しかし、その後僕は会社を一年ほどで退職して独立、今は個人事業主として日々生計を立てています。
厳しい競争を勝ち抜いてせっかく入った大企業、辞める時はいろいろな葛藤がありましたし、正直けっこう不安でした。
そこで今回は、僕が昔の会社員時代と今の個人事業主の生活を比べた時に感じた大企業のメリット・デメリットから、大企業を辞めて独立することは実際のところどうなのかということについて詳しく語ってみました。
大企業を退職しようかどうか、本気で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
Contents
大企業の8つのメリット
社会的信用がある
大企業のメリットはなんといっても社会的な信用があること。
内側に入って働いてみたらものすごくブラックだったとなっても、外から見ればそんなもの全く見えないので、その会社で働いているだけでステータスがかなり高い人だと思ってもらえます。
クレジットカードの作成や使用限度額の引き上げの審査もびっくりするほど早く通過できますし、結婚しようと思っている相手の家族や親戚にもかなり安心感を与えることができるでしょう。
日本はまずその人の中身よりも学歴や社会的地位で人を判断する傾向にあるので、名刺を見せるだけでスムーズに事が進むことも多いです。
福利厚生がしっかりしている
大企業はやはり福利厚生の充実さが半端じゃないです。
社宅、住宅手当といったものはもちろんですが、育児休暇やリフレッシュ休暇、健康診断、団体保険、やむを得ずに休職をしなければならなくなった時も傷病手当金が出たりと巨大な組織だからこそのメリットがたくさんあります。
ベネフィット・ワンなどの福利厚生プランに加入している企業もたくさんあるでしょう。
また、自社でスポーツチームを持っていて簡単にチケットが手に入ったり、自社株を買える制度があったり、社員食堂もあるし、カフェテリアプランもあるなどあらゆる面から生活を支えてくれます。
案件の規模が大きい
大企業であれば一件あたりの規模は少なくても数千万、大きい時には数十億〜数百億にもなることもあります。
企業によっては国家間でのプロジェクトを手がけることもあるでしょう。
もちろんそれだけその案件に関わる人数もたくさんいて、橋や発電所の建設ようなもになれば5~10年単位で考える長期プロジェクトになる上に、自分はそれに関わる小さな歯車の一つという位置づけになります。
しかし、そんな後世に残るような大きな仕事に携わっているという充実感はやはり大企業でしか味わえません。
失敗しても組織がクッションになる
大企業では失敗をしても組織がクッションになってくれます。
というより、そういうように仕組みとして出来上がっています。
たった一人の社員の失敗が組織全体の利益を損なうくらい大きな影響を持つものになっているのだとしたら、それは組織の在り方として大きく間違っています。
新人であれば「お前がこれで失敗しても、うちの会社は絶対に潰れないから思いっきりやってこい」なんて声をかけてくれる上司もいることでしょう。
研修が充実している
大企業であれば研修、とりわけ入社したての新人研修がかなり充実しています。
僕の場合は入社してから最初の2ヶ月間ほどはほぼ全て研修で、ビジネスパーソンとしてのスキルを一から教えてもらえました。
また、配属されてからも会社から定期的に研修を受けさせてくれて、他のグループ会社の方と一緒になったり研修に関してはこれ以上ないくらい充実していたと思います。
資格取得のサポートもよかったです。
優秀な人がたくさんいる
もちろん会社や部署にもよりますが、僕の場合は自分の同期や同じ部署の先輩たちはかなり優秀な人たちがたくさんいました。
頭の回転が早くて、電話の受け答え一つをとっても対応が的確だし、仕事を処理していくスピードがむちゃくちゃ早かったのが印象的です。
大企業に入る前や入ってからも様々な挫折を乗り越えて努力を重ねてきた人たちばかりなので、やはり「人としてどうなの?」というような変な人はかなり少なかったですね。
なんもしなくてもなかなか良い給料が出る
大企業では自分以外にも毎日熱心に働いて会社の利益を稼いでくれる社員がたくさんいるので、自分が別にたいした仕事をしなくてもそれなりに良い給料がもらえます。
実際、会社の利益の8割を稼いでいるのはたった2割の人間だという有名な説もありますから。(パレートの法則)
僕が新卒で入った会社は入社してからほぼ2ヶ月程度研修でしたが、その間給料はもちろんのこと、ボーナスもでました。
一切仕事をしていないのにボーナスまでくれるなんて、なんか逆に申し訳なかったですね。
退職金が良い
これも企業によりますが、大企業なら退職金の額がかなり良いことが多いです。
そもそも退職金は法律で渡さなくてはいけないと定められてはいないのですが、大企業であればほとんどの会社で退職金がでます。
ただ日系で昔からある大企業の場合だと、40歳から50歳くらいで「この人はもう定年までうちで働くだろう」という年齢に達すると急激に退職金の額が多くなることが多いですね。
大企業の9つのデメリット
仕事のスピードがとにかく遅い
大企業では何をするにも上司の決済や他のメンバーとのすり合わせが必要なのでとにかく仕事のスピードが遅いです。
案件の規模が大きくなるにつれて課長、部長、本部長、事業部長、役員それぞれの了承が必要となり、その度に大きな会議を開いたりして説明をしなければなりません。
そこであらゆるリスクについての洗い出しが行われ、容赦なく突っ込まれる⇒修正案を持っていく⇒突っ込まれる⇒修正案を持っていくという感じになります。
数十人、時には数百人にもなるプロジェクトメンバーと何度も何度も細かい打ち合わせをします。
案件の規模が大きくなると利害関係が複雑に、認識の共有も大変になるので、それだけ慎重に進めなければならないのです。
同調圧力が半端ない
会社にもよりますが、昔からあるような日系の大企業だと自分の周りの人たちはみんなその会社に新卒からいるという場合も少なくありません。
実際、僕は営業をやっていましたが、僕がいた部署50人くらいの方々は全員新卒からその会社にいる人たちで外部から転職してきた人は一人もいませんでした。
こうなってくるとその会社、部署での古くからのしきたりとかイベントとかがあって、それに従わないとなかなかに白い目で見られたりします。
自社のスポーツチームの応援のためにスタジアムに駆けつけるのとか典型的です。
また、企業によっては出身大学や合併前の会社ごとに派閥があったりします。
「半沢直樹」ぐらい出身行で派閥があるパターンは稀でしょうが、マイペ―スで独立気質が強い人にはかなり向いていないでしょうね。
柔軟性に欠ける
大企業の場合、個別で対応しなければいけないような例外案件をあまり増やしたくないので、それをしようとすると上への説明やら何やらがかなり面倒なことになります。
受注、契約、納品などなど社内の出来事は全てシステムを通して管理をしているので、様々なお客さんの要望に応じて個別に対応を行っていきたいとなると、それと社内のシステムが矛盾しないように調整するのが大変です。
それから、何かミスしてしまった場合、小さなミスでもシステムが連動していていろんなところに波及効果が出ることもあるので、リカバリーがむちゃくちゃめんどいです。(そもそもミスするのが悪いのですが…)
ここらへんは個別対応を求める個人と、全体最適を求める組織の闘いですね。
また、事業の方向性としても大企業は図体がでかいので、外部環境の変化を察知してすばやく舵を切るのが苦手です。
社内外の調整や根回しが面倒くさい
大企業が扱う案件となると、その関係者もむちゃくちゃ多くなってくるのでそれぞれの調整やら根回しがかなり面倒です。
例えば発電所を作るとなると、
- お客さんである電力会社
- 土木工事を請け負う建設会社
- タービンやボイラーといった主要機器を作る会社
- 据え付けを行うプラントエンジニアリング会社
- 法律家
- 市や県の職員
- 付近の住民
などなど、その関係者はもはや数万人にもなります。
もう少しミクロな視点で見るなら社内でも、自分の上司やその上司、そのまた上司にもうまく根回しをしないといけないし、グループ会社やライバル会社とも協力して仕事を進める時もあります。
関係者全員がWin-Winの関係になるように足並みを揃えて同じ方向を進んでいくのがいかに大変か、想像に難くないでしょう。
個人よりも常に会社の都合が優先される
大企業では個人の都合と組織の都合がぶつかったら100%組織の都合が勝ちます。
個人の意思を尊重しまくっていたら組織としての体裁を保てないからです。
- 配属部署
- 異動
- 職種
- 勤務地
- 給料
- 上司
- 同僚
- 部下
自分の希望ももちろん考慮してくれますが、基本的にはこれら全て会社の決定に従わなくてはいけません。
僕は元々その会社が広く海外に展開している企業で、自分も世界を舞台にして活躍したいと思ったのが大きくて入社したのですが、10年目あたりにならないと海外赴任にはどうもいけないことを知って愕然としました。
会社を辞める理由はかなりの割合で人間関係が原因みたいですが、それも企業では一緒に働く仲間を自分で選べないからでしょうね。
また、収入の面でも起業家の場合であればざっくりいうと売上から経費をひいた利益が自分の手取りになるので青天井ですが、会社員として働くのなら収入には上限があります。
出世が遅い
大企業には上で出世を待っている社員がむちゃくちゃ多いので、相当優秀な人でないとなかなか出世は厳しいです。
僕がいた会社では30歳半ばで課長クラスになれたらかなり優秀なほうでした。
別に出世しなくても給料はそこそこいいのですが、役職として上に行くには厳しい競争を勝ち抜いていかねばならないし、縦と横の人間関係も良好でないといけないのでかなり難しいです。
また、そうした管理職なってくると、これまで現場で仕事をしていたのが一変、本当に管理する側の仕事ばかりになるケースも少なくありません。
あまり冒険ができない
大企業であれば失敗しても組織がクッションになってくれるのですが、とはいってもやはりなかなか単独で思い切った決断はさせてくれません。
大企業は利害関係が複雑で、もしも部下が失敗しようものなら上司もその責任を取らされるし、責任を取りたい上司なんてまずいませんから。
何か新しいことをしようとすれば、少しでも見通しが甘い部分は容赦なく叩かれます。
新規で受注が取れそうな案件があっても、取引をする会社の規模や信用度が社内でガッチリ決められていることもありますね。
ゆでガエルになる可能性が高い
大企業では自分がたいした仕事をしなくても社員は自分以外にもたくさんいるので、彼らが勝手に自分の給料分も稼いできてくれます。
会社の名前で商品やサービスが売れていくので自分がそこまで努力をしなくても問題ないこともあるでしょう。
しかし、そこに甘えてあぐらをかいていると、いざ会社の経営が危なくなってきてリストラされる、もしくは自分で転職をしなければならない状況になった時に社会で通用しない人間になってしまいます。
俗に言う「ゆでガエル」というやつです。
大企業に入ってもそれで安心するのではなく、その部署、会社のエースになって他の会社からヘッドハンティングされるくらいになってやるくらいの意気込みが必要です。
自分がいなくなっても会社は普通に回る
大企業ではたとえ自分や他の社員が数名いなくなったところで代わりの人間はいくらでもいるので、会社は普通に回ります。
誰か一人が抜けたらその組織全体が立ち行かなくなるとなれば、それは組織のあり方として間違っているので当然と言えば当然です。
だからこそ、大企業では一人の人に極端に仕事が偏って仕事が属人化することを嫌います。
けど、なんだかそれってその他大勢のモブキャラとしてしか見なされていなくてちょっと寂しい気がするし、どうせなら「君がいないとうちの会社は困るんだよ」くらい言われたいもの。
「自分じゃないと出来ないことをやりたい」と強く願う人であれば、大企業勤務はあまり向いていないかもしれませんね。
大企業を辞めると後悔するしもったいない?リスクはどれくらいなのか
以上が僕が考える大企業のメリット・デメリットです。
ではこうしたメリット・デメリットを知った上で大企業を辞めることはどうなのか。
辞めた後に何をするのかによっても変わってきますが、独立起業するということに限ったことを言えば僕個人の意見としては大企業なんか辞めたってたいしてリスクなんかないよと主張したいです。
大企業にいたってベンチャー気質を持ってないと生き残れない
大企業のメリットと言えばやはり「安定」。
ちょっと景気が悪くなったって人をクビにするにはかなり慎重にならなければいけないので、外資系ならともかく簡単に会社を追い出されることは少ないはずです。
しかし、デメリットのところでも紹介しましたが、今の時代、大企業勤務であろうと自分自身が一つのベンチャー企業と言えるくらいの気概を持ってやっていかないと、いざ会社を追い出された時にかなり悲惨なことになります。
だったら、始めから独立起業してまさに「自分自身が一つのベンチャー企業」という状態にして修行を積むのも悪くない選択でしょう。
最近の学生の就職活動の傾向的には安定志向が強くて、公務員や大企業に就職したいと願う人がかなり多いようですね。
しかし、安定を求めて大企業に入ってくるような人たちが、仕事の第一線に立った時にアグレッシブに行動して会社を成長させられる人材になれるわけがありません。
よく「大学生が選ぶ就職したい会社ランキングは、これから廃れていく会社のランキングだ」なんて言われますが、あれもあながち間違っていないでしょう。
社会的信用は自分次第
大企業のメリットは社会的な信用があること。
会社の名刺を見せれば大抵の人からは「この人はいいところに勤めているからきっと立派な人なんだ」と思ってもらえます。
しかし、独立起業してビジネスをやっていたって自分のやり方次第で社会や他人からの信用を得ることはいくらでも可能です。
引っ越しをする時も源泉徴収票ではなくて預金残高を見せればOKなとこもたっくさんあります。
銀行から借り入れをするとなるとわりと大変ですが、それも自分の説明や事業の将来性次第。
むしろ大企業のネームバリューに頼らずに自分自身の価値を上手く相手に伝えるための良い訓練になるでしょう。
大企業なら合コンにいってモテることもあるでしょうが、そもそも自分の人としての素の魅力ではなく、ステータスに惹かれてくる人と仲良くなりたいのか。
人から借りた称号でいい顔をするのではなくて、自分自身が成し遂げてきた功績で勝負できる人のほうが遥かにイケてます。
正直、福利厚生とかあんま使わない
大企業は福利厚生が充実していることがかなり嬉しいのですが、正直「そこまで使うかな?」という感じです。
社宅や住宅手当を提供してくれますが、独立起業すればそもそもそんなもの貰わなくたって自分の好きなところに住めるので家賃は自分でコントロールできます。
会社からお金をもらって通勤しやすい位置に居を構えるのか、お金はもらえないけど家賃も場所も全て自分の好きなように決めるのかという違いです。
保険は一定期間働いていたなら退職した後でも入り続けられるところが多いし、民間の保険でもいろいろ種類があるので、実はそっちのほうが自分でカスタマイズができてトータルで見たらお得になるかも。
ベネフィットワンも本当だったらジムやら宿泊施設やらいろいろと安く使えたんでしょうが、働いていた当時は忙しくて僕は全然使いませんでした。
結局、僕がうまく使えた福利厚生は多分カフェテリアプランのポイントを現金に変換したことくらいですね。
自分が本当に情熱を注げることに人生を使わないでどうする
そして、一番大事なのがこれ。
大企業を辞める時に必要なのは、大企業を辞める勇気ではなくて自分で自分の人生の方向を決める勇気です。
- 自分が本当にやりたいことはなんなのか
- そしてそれをするためには今何をしなくてはいけないのか
これを徹底的に考えて、自分が下した決断に対して自分が全責任を負うという決意を持つことが本当に重要なことです。
考えた結果、今の会社でしかできない仕事や味わえない幸福があるのであれば、引き続きその企業に残ることが良いでしょう。
しかし、自分が心から憧れて止まない夢があって、それを達成するには現状のままでは無理ならば、その時は自分の心の声に素直に従うべきです。
僕たちに与えられた時間は少なく、そしてそれはお金と違って絶対に増えることはありません。
時間とは命そのもので、この世で最も大切にしなくてはいけないものの一つです。
ぜひ、あなたらしい決断を下しましょう。
それでも大企業を辞めるのが不安なあなたへ
もしもこれから独立して起業しようと考えているなら、まずは副業でもいいから自分のビジネスを持つことがオススメです。
養うべき家族などがいるのであればなおさらのこと、いきなりポーンと会社を辞めてしまうのではなくて、まずは大きな木の下で着々と独立のための計画を立てましょう。
そして、会社を辞めても今の生活のレベルを落とさなくても大丈夫なくらいの稼ぎが出るようになれば精神衛生上も良いです。
病気になるなど万が一の時のために、半年は一切稼ぎがなくても困らない程度の貯蓄をしておきましょう。
それから、異業種交流会とか起業家が集まる会にいってすでにその道を歩いている人の意見を聞いてみることもオススメです。
そうすると独立した後の自分の生活についてよりイメージが湧くようになるし、先輩たちが会社をやめた時のエピソードなんかも聞けてかなり参考になるでしょう。
ちなみに僕もメールマガジンにて、個人がゼロからビジネスを立ち上げて、会社から独立をするための方法を紹介しています。
だいたい会社を辞めると決断をしてから半年くらいは準備がかかるのが普通ですが、もしもご興味があればぜひ登録をしてみて下さいね。
まとめ:人生は一度キリ、後悔のない選択を
ということで今回は大企業のメリット・デメリットから、大企業を辞めて独立することは実際のところどうなのかについて紹介してみました。
「せっかく大企業に入ったのに…」という気持ち、よく分かります。
僕も退職をする時は上司に退職を告げる前夜まで悩みに悩み抜きました。
しかし、僕の場合は自分が人生をかけて実現したいことがあって、それを実現するにはどうしても会社員として働いていることでは無理でした。
ESを必死に書き、SPIのテストを受け、OB訪問をし、震える手で面接に挑んだこと。
大企業に入るためにあなたが行ってきたこれらの全ての行動は、これ自体ですでにあなたを大きく成長させてくれたはずです。
これまでの人生で必死に頑張ってきたなら独立企業をしたって絶対にやっていけます。
僕も、辞める前後1ヶ月くらいはやっぱりいろいろと怖かったのですが、独立をして「辞めなきゃよかった」と思ったことはまだ一度もありません。(これからはまだ分からないけど)
自分が一生かかっても成し遂げたいことや絶対に譲れないものは何なのか。
ぜひ真剣に考えてみて下さい。