ブレインダンプで潜在意識を表面化させる方法!やり方について解説

ブレインダンプ

ブレインダンプ」は現状を打破するために何か新しいアイデアを考えたり、自分の頭の中を整理するためにとても有効な手段です。

多少めんどくさいところはありますが、なかなかこのように徹底的に自分の脳内を棚卸しする人はいないので、これをするだけでもあなたの思考回路がクリアになり、結果的に伝えたいメッセージが明確になります。

 

ブレインダンプについて動画で解説

 

ブレインダンプとは?

「ブレインダンプ(Brain dump)」とは文字通り、自分の脳内をダンプする(どさっと落とす)ことです。

思いつくことの全てをペンを使って紙に書いていくことで、自分の脳内にある情報を全て吐き出していきます。

こうすることで普段考えていることだけでなく、なんとなく意識しているようなしてないような潜在意識化にあることも表面化しやすくなり、自分の中にはあったのに気づいていなかったアイデアを発掘できたりします。

人間の脳内はまさに情報の奔流です。

数々の情報が消えては現れ、現れては消えてを繰り返しています。

人間が一度に考えられることなど限られているので、それら全てが自分の意識化に現れることなどなく、古い情報やあまり使わない情報などはどこかの引き出しにそっと閉まってあったりするのです。

ブレインダンプではこういった引き出しに入っている情報も含めて脳内を全て出しきります。

そして、これまでも意識化にあった情報と潜在意識化にあった情報を改めて眺めて整理整頓することで、「なるほど、こういう考え方もありなのか」「そういえばこれも使えんじゃん」といったように新しい考え方を見つけていきます。

タンスに入っている洋服を一度全て取り出して、半袖は半袖、長袖は長袖、シャツはシャツというように整理整頓していくイメージですね。

 

ブレインダンプの使いみち

自己分析

ブレインダンプは就活生が自分の強みを分析したりするのによく使われます。

僕も自分が就活をしていた際には「自分の性格」「入りたい企業の条件」などをテーマに徹底的にブレインダンプをした経験があります。

その際は「大企業に入ってモテたい」「大きな仕事がしたい」などとても面接官には言えないような本音も含めてさらけ出すことで、より考え方がはっきりした経験があります。

 

ネーミング

「名は体を表す」という言葉の通り、「名前をつける」という作業は気を遣う人はかなり気を遣います。

いいネーミングというのはなかなか出てこないことが多いですが、そんな時は20分くらいの軽いブレインダンプを1週間などの短いスパンで行ってみるといいアイデアが出てきたりします。

またネーミングを行う際は「名前」をテーマにするだけでなく「その商品やサービスにどんなイメージを付与したいのか」と色、BGM、風景、印象、響きなどの抽象的な印象を考えることもオススメです。

 

ブレインダンプのやり方・方法

紙とペンとストップウォッチを用意する

ブレインダンプをする上で多くの人が推奨しているのがXmindというパソコンのソフトです。

XMind

確かにこうしてデータにして保存しておけばなくなることもないし、かさばらないので楽ですが、ブレインダンプをする際はぜひ紙とペンを持って行うことがオススメです。

やはり実際に手を使って紙に書き出すことで、脳に刺激が与えられ、よりアイデアがでやすくなります。

何かものを覚える時も、ただ目で見るだけじゃなくて書き出したほが覚えやすいですよね。

実は「脳」と「書く」という作業はとても関連性が深いのです。

また、ブレインダンプは時間を決めてやることがオススメです。

時間的な制約をつけることで脳が働き、よりアイデアがでやすくなりますのでストップウォッチも用意しましょう。

 

テーマを決める

次にダンプしたいテーマを1つ決めます。

テーマはなんでも構いません。

自己分析をしたいのであれば、「自分の性格」「尊敬する人とその理由」「自分が嫌いなもの」、

問題の解決を図りたいのであれば「原因と考えられることとその解決策」、

企画を考えるのであれば「どういう方向性にしたいのか」などなど。

決まったらそれを紙の中心に書きます。

 

思いつくことをひたすら書きまくる

あとはその紙の中心に書いたテーマを眺めて、思い浮かぶものを徹底的に全て吐き出して書いていくだけです。

脳内を空っぽにするつまりでとにかくひたすら書きまくりましょう。

 

グルーピング&優先順位付け

最後にそのダンプした内容を眺めて、似たようなものをまとめていきます。

ここでのポイントは10個も20個も項目を作りすぎないこと。

1人の人間から出てくるアウトプットはそこまで多種多彩で何の関連性もないということはないはずです。

大抵の場合は大まかに3つか4つくらいに分けることができます。

そしてそうしてグルーピングしたものに今度は優先順位を付けていきます。

自己分析であれば「どれが自分にとって重要か」、企画の洗い出しや問題解決であれば「どれがもっとも有効そうで実行のハードルも低いか」と考えてみましょう。

 

ブレインダンプをする上でのポイント

出てくるアイデアを否定しない

ブレインダンプでアイデアを書き出している最中はどんなアイデアも否定することなく、とにかく吐き出しましょう。

吐き出す作業は吐き出す作業、まとめる作業はまとめる作業で分けることがオススメです。

別に誰に見せるわけでもなく、あなたが自分の頭の中を整理するために書いているだけですので恥ずかしくはないはずです。

清濁含め全てを吐き出すことで、既存の枠にとらわれないより質の高い思考が可能になります。

 

時間を決めてやる

ブレインダンプをやるのであれば、きちんと制限時間を設けましよう。

時間を決めずにダラダラやっていてもなかなか最後の一滴まで自分の脳内を絞り出すことは難しいです。

目安としては人間の集中力が持つ限界とされている1時間程度。

その1時間を徹底的に使って、雑巾を限界まで絞るように頭がヘトヘトになるまでやってみましょう。

 

定期的にやってみる

当然ながら1ヶ月前の自分と今の自分では考えていることが違います。

よってブレインダンプは一度やったら終わりではなく、1ヶ月たったらまたやるなど定期的にやってみましょう。

ブレインダンプを行った紙はなるべく捨てずに持っておくことがオススメです。

そして新しく行ったブレインダンプと比べてみて、何か変わったことがないかどうか比べてみましょう。

そうして時間という軸をプラスすることで考えがより立体的になってきます。

 

ブレインダンプで潜在意識を大掃除しよう!

ということで今回はブレインダンプの方法について記事にしてみました。

なかなかめんどくさい作業なので「やろう!」と思う人は少ないですが、一度でもやってみると「意外と便利かも」とその効果が分かってくるはずです。

インターネットビジネスで使用する際は自分のサイトの方向性や自分のキャラクター、またネーミングなどで使うことができますので、ぜひ試してみて下さい。

2016年10月21日 | Posted in Thinking Method

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