情報発信ビジネスにおけるターゲット設定とセルフリサーチの関係

ターゲット ペルソナ

情報発信ビジネスで決めるべきコンセプト設定のうち、「誰に向けてその情報を発信するのか」を決めるのがターゲット設定です。

ターゲット設定は情報発信ビジネスコンセプトの3つの柱であり、非常に重要なものになってきますので、ぜひこの記事をご覧頂いて自分が狙うべきターゲットについて理解を深めてみて下さい。

 

情報発信ビジネスにおけるターゲットとセルフリサーチについて動画で解説

 

ターゲット設定はなぜ大事なの?

情報発信ビジネスの目的はより「濃い自分のファン」を作っていくことです。

世の中には「八方美人」という言葉がありますね。

この言葉は元々は「誰にでも優しく振る舞える人」という言葉だったようですが、現在では誰からも好かれようとする人を軽蔑する言葉として使われるようになっています。

できるだけ多くの人に好かれようと努力することは良いことに違いないのですが、そうして誰にでもいい顔をした情報しか発信していないと、逆に誰かの心に刺さるメッセージを発信することができません。

より濃い自分のファンを作っていくためには、ある程度ターゲットをしぼってそのターゲットに響くような情報を恐れずに発信していく必要があるのです。

さらにはこうすることで逆に「合わない人を弾く」こともできます。

情報発信ビジネスで自分のコンサルティングサービスなどを売っていく場合、ろくに教材も見ずに「話と違うじゃないか!返金しろ!」と言ってくる人が少なからずいます。

そうした他者依存のマインドを持っている人やネガティブでやる気のない人を弾いて自分の精神衛生を保つためにもターゲットを意識した情報発信を行うことは重要です。

 

情報発信ビジネスにおけるターゲット設定のポイント

情報発信ビジネスでは、どんなジャンルであれ理想の顧客というのははっきりしています。

それは「自分が共感できる、かつ自分に共感してくれる人」です。

情報発信ビジネスでは扱うテーマが「悩みが深い分野」であることが多いので集まってくれた人の悩みを解決することがメインになってきます。

この時、自分が共感できる人、つまりかつての自分と同じ悩みを抱えている人などであれば、その人の現実にスッと入り込むことができ、悩みを解決する手助けがしやすいですね。

例えば、昔あなたに異性にモテなくてすごく悩んでいた時期があったとしたら、今現在それと同じ悩みを抱えている人の気持ちがよく分かるはずです。

そうすれば、当時の自分のことを思い出して、問題を解決するためのより具体的で感情の込もったアドバイスができるのではないでしょうか。

さらに自分に共感してくれる人を集めることができれば、自分が提示したアドバイスを素直に実行してくれるので、こちらも悩みの解決がしやすいです。

人は理論よりも感情を優先して動くので、「あなたのことに共感してくれている」という状態にしてまず相手の心のドアを開いた上で具体的な方法を理路整然と提示していくとより自分の意見を受け入れてもらいやすくなります。

 

情報発信ビジネスにおけるターゲット設定の方法

では具体的にターゲット設定はどうやっていけばいいのでしょうか。

実はターゲット設定といいつつも、具体的に「こういう人を狙うぞ!」と決める必要はあまりありません。

それよりは「自分はこう思う」「自分はこんな人間なんだ」と積極的に自己開示をしていくことが重要です。

先程も言った通り、情報発信ビジネスにおける理想の顧客は「自分が共感できる、かつ自分に共感してくれる人」です。

そしてそういった人を集めるにはあなたが自分の信念や理念、プライベートの様子やあるニュースを見て思った感想などを積極的に発信していけばいいのです。

そうすればまるで磁石で引き寄せられるかの如く、あなたの意見に共感する人が集まってきます。

つまり、「あなたが発信する情報に共感して集まってくる人=あなたにとって理想の顧客」というわけです。

では多くの人が共感してくれて自分のより濃いファンとなってくれるような情報を発信するためにはどうすればいいのでしょうか。

 

キャラクター設定をしっかり行う

まず最も重要になのがキャラクター設定です。
⇒ 情報発信ビジネスにおけるキャラクター設定とセルフリサーチの重要性

積極的に自分の意見を発信していけばいいわけですが、だからといってそこに信念や理念がなくいつもブレてばかりだと「なんだよ、この前と言ってること違うじゃん」となってしまい、ファンはついてきません。

よって、まずは自分が何者であるのか、どんな思いを持って情報発信をしているのか、どんな悩みを克服してきたのか、何が好きで何が嫌いなのかといった部分を徹底的に洗い出し、常にその軸からブレない情報発信を心がけましょう。

 

断定し、批判を恐れない

「私はこの方法を使って10kg痩せることができたように思います。だからあなたもきっとこの方法を使えば10kg痩せられると思います」

このように文末が「思います」「みたいです」「のようです」といった感じで自信がないと、その情報を受け取る人の心にはなかなか響きません。

情報発信をする以上は自分が発信する情報に絶対の自信を持っていることは大前提です。

断定をするとその分責任が生じるし、その思いに誰もが共感してくれるわけではありません。

時には激しく反対をしてくる人もいるでしょう。

しかし、そうした批判を恐れて誰の耳にも良く聞こえることしか言っていないと逆に誰の心にも響かなくなります。

あなたが信じる価値観や自分の生き様に自信を持って、それを積極的に発信していきましょう。

 

ライフスタイルを公開する

自分がどんな生活を送っているのか、生活感を出す発信をすることも有効です。

例えば、今日行った珍しいお店のメニューやどこかのイベントの写真をSNS上で公開したりするということです。

あまり自分の情報発信のテーマを関係なさすぎることばかり上げていてはいけませんが、こうしたプライベートを公開することで、よりあなたの人間性が発信され、それに集まってくる人もあなたと精神的に近い人になります。

ただし、その際はあまり個人的なことを発信して自分の身が危険にさらされることのないように注意しましょう。

 

ハードルを設ける

合わない人はどんどん弾くという意識を持ちましょう。

そのためにメルマガの中などで

「私のこの思いに賛同して頂けないのであれば、配信解除をオススメします。そのほうがお互いのためです」

というように書いたり、

また、

「返信をしてくれた方だけに特別企画の案内をします」

というようにある意味読者をテストすることも実は有効だったりします。

人である以上、絶対に馬が合う人と合わない人がいます。

そしてそれは誰が悪いわけでもなく、世の中そういうふうになっているのです。

自分と合わない人が来てしまうとうまく指導ができなくて、せっかく来てくれた人に成果を出させることもできなくなってしまい、お互いに不幸です。

メルマガを解除されると落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、解除されたら「自分と合わない人が解除したんだ」とポジティブに捉えていくことが大切です。

 

まとめ

ということで今回は情報発信ビジネスにおけるターゲット設定について解説をしてみました。

結論としては、情報発信ビジネスにおける理想のお客さんとは「自分が共感できる、かつ自分に共感してくれる人」で、そういった人を集めるためにはキャラクター設定をしっかり行って自分の軸を見定め、それを批判を恐れずに積極的に発信していくということです。

しっかりと軸を定めた発信をしていけば、まるで磁石のようにあなたに共感してくれる人が集まってきてビジネスが軌道に乗りやすくなるので、ぜひここの点は意識をしてみて下さい。

2016年10月25日 | Posted in Concept Making

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