インターネットビジネスの成功に必要不可欠な守破離の原則について
よくインターネットビジネスで成功するためには「守・破・離」を守れということが数多くの人によって言われています。
もちろんこの言葉はそれ以外でも使われる機会が非常に多く、僕も新卒で入社した会社で、事業部説明の時にお偉いさんからこの言葉を頂いたことがあります。
おそらくこれをご覧になっているあなたもどこかで、この「守・破・離」については聞いたことがあると思いますが、この原則を守ることはどんな分野でも本当に大事です。
守破離について動画で解説
守破離の原則とは
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
出典:コトバンク
「守・破・離」とは上記のように
- 守:師匠の教えを守り、型を身につける
- 破:型に対して自らのアイデアを加える
- 離:オリジナルを生み出す
の3つの段階からなります。
例えば、あなたが学校の部活動で野球部に入ったとしましょう。
その場合、まずは正しいバットの握り方をコーチや監督に教えてもらって、正しいフォームを身につけるためにひたすら素振り練習を繰り返すはずです。(守)
そしてそれに慣れてくると、今度は「この方法だと打ちやすい」といった感じで自分なりにそのフォームにアレンジを加えていきます。(破)
やがてそれが極まっていくと、基礎をベースとしつつも完全にあなただけのオリジナルな打撃フォームへと進化していくのです。(離)
始めから自己流でスイングをしようとすると、ほとんどの場合ぎこちなくて見る人が見たら一発で初心者だと分かるようなフォームになっています。
だからこそ、野球に限らずどの部活でもまず正しい「型」を覚えさせることから始めるのです。
「守・破・離」の歴史は古く、元々は戦国時代に活躍したあの茶の名人・千利休が和歌にて「規矩作法 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな」と謳ったことが始まりとされています。
守・破・離の中で最も重要なのは守
インターネットビジネスではこの「守・破・離」の原則が非常に重要です。
そして中でも特に大事なのが「守」。
インターネットビジネスでは質の良いノウハウや実力のあるメンターさんに出会えたとしても、その教えを守らずにいきなり自己流でやってしまう人があまりにも多くいます。
ビジネスであれ、なんであれ、いきなり自己流で物事を始めて上手くいく人などほんの数%程度しかいません。(俗に言う天才ってやつです)
オリジナリティーを出していくためにはやはりそれなりの下地、つまりは「型」を持っている必要があり、「型」がない状態でオリジナリティーを求めるのは「型破り」ではなく「型なし」です。
まずは自分よりも稼いでいる人やメンターと決めた人のやり方を徹底的にパクる。
ここで重要なのはその人の考え方、やり方、仕組み、システム、時にはライフスタイルまでも徹底的にパクリ、その人の思考を自分の頭にインストールするつもりでやるということです。
徹底的にパクるという行為は意外にも難しく、多くの場合は表面的な手法を真似ているだけや、メンターから言われたことをそのままやっているだけになりがちです。
もちろん始めは表面的な部分を真似るだけで精一杯でしょう。
野球のスイングの場合も、とりあえずコーチや監督に言われていることを守るだけで、「なぜこんなことをするの?」というところまでは頭が回らないはずです。
しかし、本当に徹底的にパクるためには
- 「なぜそうするのか?」
- 「なぜこっちのやり方ではないのか?」
- 「どういった仕組みになっているのか?」
といった具合に、本質の部分を理解しなければなりません。
本質の部分はとても見えにくいですが、ここを掴めるようになるとその本質を外さない範囲で自分のアイデアを組み込めるようになります。
地面をひたすらスコップで掘り進めるように「守」を行っていると、ある時ふと本質に遭遇できるようなイメージです。
このようにして徹底的にパクるという意識を持って実践をし、本質が見えてくるようになると、それがどこかで自然と自分の色と混ざり合って「破」へと繋がります。
まとめ
ということで今回は「守・破・離」の原則とについて解説をしてみました。
「守・破・離」の原則で意識したいのはとにかく、成功して自分のやりたいことをやれるようになるまでにはきちんとしたステップを踏むことが重要だということです。
僕もインターネットビジネスを始めた時にはこの「守」を守ることをかなり意識していました。
メンターからもらった動画を何回も繰り返し聞いたり、頻繁にブログ記事の添削に訪れて、徹底的にその人の考えていることを理解することを心がけました。
こういったことをせずにいきなり自分流で一足飛びに過程をすっ飛ばしてやろうとしても、それは必ずどこかで破綻してしまうものです。
「守」ではとにかく、ある意味自分の意思を殺して完璧に言われたことを行なっていくので、それまでの自分のやり方と違っていて居心地が悪い感じがします。
しかし、これをきちんと守れる人は少ないので、これができるだけでも他のライバルとどんどん差別化することができます。
ぜひ「守・破・離」のステップをきちんと意識して、着実に一歩ずつ成功への階段を登っていきましょう。