情報発信ビジネスにおけるキャラクター設定とセルフリサーチの重要性
情報発信ビジネスではいかにして自分のファンを作っていくかということが重要になってきます。
より濃い自分のファンを作ることで、何か商品をリリースすた時にも「この人の商品なら間違いない」と思ってもらうことができ、セールスレターも読まれることなく一瞬で完売という状態にすることもできます。
また、そうした濃いファンを多く持つことは自分が落ち目になった時にも心の支えとなってくれますので、精神衛生的にも非常に良いです。
今回はそうしてファンを作るために重要なキャラクター設定について解説してみました。
Contents
情報発信ビジネスにおけるキャラクター設定について動画で解説
情報発信ビジネスにおけるキャラクター設定
以前の記事で情報発信ビジネスを行う上では、コンセプトを決めることが重要であるという話をしました。
⇒ 【テーマとコンセプトの違い】情報発信ビジネスにおける考え方
そしてコンセプト設定では
- キャラクター設定
- ターゲット設定
- プロダクト設定
の3つを決めていくわけですが、何よりも重要なのがキャラクター設定です。
キャラクター設定では自分の理念、信念、好き嫌い、イメージ、コンセプトカラー、口調、文体などなど「どのように見られたいか」ということをテーマに自分に関するあらゆることについて決めていきます。
ここで決めたことに従って今後の情報発信の方向性が決まる非常に重要な部分です。
キャラクター設定の重要性
冒頭でも述べた通り、情報発信ビジネスでは「より濃い自分のファンを作る」ということが重要になってきます。
正しいキャラクター設定を行うことができれば、あなた自身のブランド価値が上昇し、以下のようなメリットを享受することができます。
商品が一瞬で売れる
情報発信ビジネスは芸能人のようなキャラクタービジネスと少し似ています。
例えば以前、みのもんたが司会を務める「午後は○○おもいッきりテレビ」や「おもいッきりイイ!!テレビ」で紹介された商品がバカ売れして、スーパーからしばらくその商品が消えるという現象がおきました。
みのもんたが「ココアがいいよ」と言えばココアが、「朝バナナがいい」と言えばバナナが消えるという具合です。
「みのもんた」というテレビ界において非常に影響力があり信用のおける人物が(最近はちょっと微妙ですが)特定の商品をオススメしたことによって、「あのみのもんたが言うんだから間違いない」という考えが働き、スーパーから商品が消えるということが起きたわけです。
インターネットにおける情報発信ビジネスもこれと似たようなもので、「あなたが薦める商品なら間違いない」と思ってもらうことができれば、「商品を販売した瞬間に即完売」という爆発的な実績を作ることが可能になってきます。
独自の意見を語ることができる
キャラクター設定を行って自分のスタンス、自分が何者なのかをはっきりさせることで独自の意見を語りやすくなります。
よく「ブログで自分の意見を入れて独自性を持たせるのはどうすればいいか分からない」という声を聞きますが、それはほとんどの場合キャラクター設定ができていないことが原因でしょう。
例えば、ある医療もののテレビドラマを見るとしましょう。
仮にこれを医者、病気の人、役者の3人が見てそのドラマの感想を書いた場合、その意見はかなり違うものになるはずです。
医者 ⇒ なぜここでこの薬を投与するのだろう?このドラマはリアリティーがないな。
病気の人 ⇒ こんなふうに自分の病気を魔法のように直してくれる医者はいないだろうか。
役者 ⇒ この人の演技力はすごいな。この前見た作品とは全く別人みたいだ。
このようにそれぞれのこれまでの経験、現在の状況、普段心に思っていることによって皆違う意見が出てくるはずです。
情報発信をする上でも自分の信念や理念、語りの口調などをある程度決めておければ、ブレること無く自分の言葉で意見を述べれるようになります。
あまり自分の立場を明確にしない人や、どうもはっきり意見を言わない人にはなかなかファンが集まりません。
しかし、自分の信念をカチッと決めてそれを指針にして発言をしていけば、あなたの意見に共感した一部の人が熱狂的なファンになってくれやすくなります。
キャラクター設定3つのステップ
ということで、キャラクター設定をすることの重要性が分かったところで具体的にどうやって決めていくのかを解説していきます。
キャラクター設定とはつまり「こうして情報発信している自分は何者なのか」を相手にアピールすることです。
自分が尊敬する人を挙げる
まずは自分が尊敬する人物を10〜20人程度挙げていきましょう。
有名な方でも身近な人でも漫画のキャラクターでも構いません。
その際は、なぜ自分がその人のことを尊敬するのか理由も挙げること。
理由も1つや2つでなく何個でも挙げて構いません。
例えば僕の場合は、「中田英寿」「細美武士」「テリー・フォックス」「ハンターハンターのジン」などを挙げて、それぞれどこが好きなのか、性格、肩書、名言、実績などを元にして複数挙げています。
こうして改めて自分が尊敬する人を挙げてみると、いくつかの共通項だったり実は自分にも備わっている部分が見つかって自分のことも分かります。
自分の性格を分析する(セルフリサーチ)
そして次に自分の性格を分析します。
この時「自分の性格」「自分の強み」「好きなこと」などのテーマでブレインダンプを行うといいでしょう。
ポイントは「冷静」「落ち着きがない」というように矛盾するものが出てきても否定をしないこと。
人間は決して単純なものではなく、普通はいろんな面を持っています。
そしてそれらは時に矛盾していたりするものです。
「矛盾している部分も含めて自分」ということを意識して、自分が思う自分の性格を全て吐き出しましょう。
また、誰かに自分の印象を聞いて見るのも良いでしょう。
この時「俺ってどんな性格?」とダイレクトに聞くよりは、「色や動物で例えると何?」聞いて、その答えに対してさらに「なぜ?」と聞くと良いでしょう。
「俺ってどんな性格?」と聞いて「行動力がある」と言われても、それがどのくらいの行動力なのかは把握できません。
これよりは「オレンジ色」とか「チーター」と関連付けてもらって「行動力がある」と表現してもらったほうが、返ってきた答えに対してより具体的なイメージが湧きやすいです。
共通する部分を抜き出す
そうして自分の尊敬する人と自分の性格を判断したら共通する部分を洗い出していきます。
そして共通する部分があなたにとって「理想のキャラクター」です。
この理想のキャラクターはあなたが尊敬する人が持っていて、さらにあなたが今現在持っているものです。
この理想のキャラクター像を常に軸において、コンテンツの作成や発言をしていけば無理に自分にない要素を演じて疲れてしまうこともブレることもなく、精神的に安定した状態で情報発信をすることができます。
キャラクター設定で一貫性のある情報発信を
ということで今回は情報発信ビジネスにおけるキャラクター設定について記事にしてみました。
おさらいするとキャラクター設定は以下のステップで決めていきます。
- 尊敬する人物を挙げる
- 自分の性格を分析する
- 共通する部分を抜き出す
また、尊敬する人物が明確になったら、「その人になりきったつもりで」取り組んで見るのも効果的です。
例えば、僕は中田ヒデを尊敬していますが、何か問題にぶち当たった時などは「ヒデならどうやってこの状況を打破するか」と考えたりしています。
こうすることで理想の自分のイメージに引っ張られて、現在の自分の精神ステータスが上がっていくので、ぜひ参考にしてみて下さい。