nendの審査方法と使い方|AdSenseに代わるクリック型アフィリエイト
最近のAdSense審査、本当に回答来ないですよね。
特に二次審査。
「サイトの審査には最大で 3 日間かかります」とでっかく書いてあるのに、そんなの余裕で通り越して4ヶ月来ないパターンもあります。
一応こんな感じでAdSense 審査状況確認フォームというものもありますが、ここに問い合わせをして返事がきた人を僕は聞いたことがありません。
こうまでして回答がこないとなると審査用の記事を更新するモチベーションもなくなってくるし、一体いつになったらブログをマネタイズできるやらと先が思いやられます。
今回はそんなあなたに朗報です。
クリック報酬型の広告と言えばやはりAdSense広告ですが、実は最近になって台頭してきている同じくクリック報酬型のサービスがあります。
AdSenseと比べれば多少単価の安さが目立ちますが、それでも審査は圧倒的に早いですし、AdSense審査用のブログにこの報告を貼っていても特に審査は問題なく通過できるようです。
今回はそんなAdSenseに代替する可能性もある”nend”というクリック報酬型の広告について、その審査の方法や使い方について解説をしてみました。
AdSense審査の回答が来なさすぎてもう嫌になってしまったという方は、引き続き審査通過に挑戦をしつつも、こちらの広告を使ってみましょう。
Contents
AdSenseに代わるクリック型アフィリエイト”nend”とは?
画像出典:http://nend.net/mediapartner
“nend“とはあの「A8ネット」を運営する会社である株式会社ファンコミュニケーションズが提供しているスマートフォン向けのクリック報酬型広告です。
「A8ネット」の会社が提供している広告なら、これだけでかなり信用ができますよね。
この広告はスマートフォンに特化をした広告で、実はWebサイトだけでなく自分で開発をしたスマートフォンアプリなどに挿入することも可能です。
今の時代、ネットを使う人のほとんどがスマホユーザーですから、かなり時代に沿った仕様になっていると言って良いでしょう。
AdSenseと同じく広告のサイズを選ぶことができて、AdSenseのレクタングル(中)にあたる300 × 250のサイズもあります。
ブログに埋め込んでスマホで表示するとこんな感じです。
AdSenseと比べた時のnendのメリット・デメリット
メリット①AdSenseと比べて圧倒的に審査が早い
AdSense審査の場合、2017年4月現在は1次審査、2次審査とあり、1次審査は平均1週間程度、2次審査は1ヶ月くらいかかることもあるようです(あくまでも僕の周りの話)。
一方、nendのほうはまずnendへの本登録への審査(サイトの審査)と、それに続いて広告枠の審査があります。
僕の場合、本登録への審査は1日で終了、広告枠の審査はなんと6時間程度で終わり、全体としてnendに申し込みをしてからたったの1日ほどでサイトに広告を貼れるようになりました。
このスピード間は素晴らしいですね。
メリット②サポートが充実している
何か疑問点などがあって、nendにお問い合わせをするとサポートセンターからすぐに返信が返ってきます。
Googleの場合ってお問い合わせしても返ってくるのなんて本当に少ないですよね。(少なくとも僕は返信がきたことがありません)
お客さんの数が多すぎて物理的に対応するのが不可能なのでしょうが、nendの場合はすぐに対応してくれるのでとても助かります。
メリット③1ページあたりの広告使用個数に限度がなし
AdSenseって少し前までは1ページあたりの広告上限数が3つまでという基準がありましたよね。
今でこそその上限は撤廃されましたが、やはり「触らぬ神に祟りなし」ということで従来通り、AdSense広告を貼るのは1ページあたり3つまでにしている方も多いハズ。
実はnendにはそうした1ページあたりの広告上限数が設けられておらず、4つ以上貼ることも可能です。
AdSenseは規約が厳しいのでいくら3000文字とか4000文字とか書いていようが1ページに4つ以上広告を貼ることは怖くてできませんでしたが、その点nendはありがたいです。
しかし、お問い合わせをしてみた結果、貼り放題といってもやはり限度があるとの回答でしたので〜2000文字くらいの記事なら3つ以下にしておくのが良いでしょう。
デメリット①AdSenseと比べて単価が低い
一方でデメリットは何かというとやはりAdSenseと比べてクリック単価が低いこと。
AdSenseの場合1クリックあたりの単価がだいたい20~30円くらいだと言われていますが、nendの場合だと5~15円くらいみたいですね。
ただそれでもアドセンス以外のクリック型広告である忍者AdMax、AdStirなどよりも単価は高く、クリック報酬型の広告ではAdSenseに次いで2位の高さを誇ると思われます。
よって、ひとまずのところはAdSense審査がこない間はこちらを使って、審査が通ったら広告を差し替えるという形になるかなと思います。
デメリット②同じ広告コードを複数のサイトでは使えない
AdSenseの場合、一度審査に通過してしまえばあとはその広告をどこに貼ろうが自由です。
しかしnendの場合は、貼るサイトごとに審査に通過をする必要があります。
このあたりは少し面倒ですが、それでも審査のスピードはかなり早いので、横着して広告を停止されなようにしっかりとサイトごとに審査をクリアしましょう。
デメリット③スマートフォンからのアクセスにしか広告が表示されない
そしてnendはスマートフォン向けの広告なので、PCで見た時には表示がされません。
しかし、近年インターネットを使う方はそのほとんどがスマートフォンで見ています。
実際、僕が運営しているトレンドのサイトもこのような感じ。
8割近くがスマホユーザーです。
確かに2割のユーザーからのクリックを捨ててしまうことになりますが、それでも何も貼らないよりはマシでしょう。
nendの登録や審査の方法
nendを使うにはまずは審査を通過する必要があります。
審査の手順は以下の通りです。
- nendへの仮登録(審査)
- nendへの本登録が完了
- 管理画面から「アカウント情報」を入力
- 広告枠の作成
- 広告枠の審査
- 審査完了(広告を載せられる状態になる)
nendへの仮登録(審査)
まずはこちらのnendのページに飛びましょう。
「今すぐ始める」と押すと、次のような情報を入力する画面にいきます。
こちらに個人情報やサイトの情報をいれていきます。
全て入力して「確認する」を押したら、nendからメールが来ます。
メールを確認して、中央にあるURLをクリックしましょう。
すると次のような画面になりますので、こうなれば審査への申請が完了です。
メールでも「審査を行う」との旨が書かれたものが届きます。
nendの本登録が完了
これで晴れて審査を通過できれば、本登録が完了です。
審査を通過すると次のようなメールが届きます。
このメールに記載されているURLから管理画面へログインをしましょう。
ちなみに今回僕がnendの審査にクリアをしたサイトは以下のような感じです。
- WordPressの独自ドメインブログでテンプレートは賢威
- 1000文字程度の記事が15記事
- 非芸能系、非日記系の内容
- 暴力的、性的なキーワードやお酒、タバコ、ギャンブルなどに関わるキーワー ドはなし
- 画像や動画はなし
- 内部リンク、外部リンクともになし
- 最終記事更新日は半年近く前
Google AdSenseの審査用に作ったブログでやってみたら簡単にクリアすることができました。
管理画面から「アカウント情報」を入力
管理画面にログインをしたら次に「アカウント」のタブ⇒「アカウント情報」へといきます。
ここで「基本情報」と「受取情報」を入力しましょう。
広告枠の作成
次にタブを「広告枠の管理」に切り替えて、「広告枠」をクリックします。
次に「新規広告枠の作成」を押します。
すると次のように広告についていろいろと設定する画面になります。
ここはちょっと難しいところがあるのでポイントを解説します。
・広告枠のタイプ
「バナー」「アイコン」「ネイティブアド」の3種類の広告枠タイプが選べます。
「バナー」はいわゆるGoogle AdSenseのような広告のことですね。
「アイコン」とは以下のような広告のことです。
画像出典:MarkeZine
この中で一番分かりにくいのが「ネイティブアド」だと思いますが、ネイティブアドとは「広告掲載面に広告を自然に溶けこませることで、ユーザーにコンテンツの一部としてみてもらう広告」のことを指します。
例えばツイッターのこれや
Yahoo Newsのこれもネイティブアドと言われるものです。
ブログに貼り付ける場合には「バナー」を選択しましょう。
・広告枠の形式
「インライン」と「オーバーレイ」と2つの表示方法が選べます。
「インライン」とはAdSenseのように自分が貼り付けたい場所に自分で貼るタイプのものです。
一方で「オーバーレイ」とは常に画面の上や下のほうに表示される広告タイプのことです。
現在どちらのほうがより成果が出やすいのがテスト中ですが、オーバーレイの広告ってページを読む側からするとけっこう鬱陶しい(少なくとも僕はそう思います)ので、僕は今回は「インライン」を選びました。
また、「インライン」だと広告を表示させる位置を選べます。
今回は「その他」を選んで自分で広告を表示させる位置を選びます。
・18禁広告
アドセンス審査中のブログに貼ったり、AdSenseを貼っているブログで併用する場合は、アダルトな広告は完全にアドセンス規約違反になりますので「ブロック」にしておきましょう。
・広告枠のサイズ
僕はAdSenseのレクタングル(中)のサイズにあたる「300 x 250」を選びました。
・バナーの表示サイズ
こちらは「レスポンシブ」でいきましょう。
全て入力し終わったら、「作成」もしくは「広告コードの取得」を押しましょう。
広告枠の審査
そして、前の画面で「作成」もしくは「広告コード」の取得を押した時点で、審査が開始します。
戻ってみて、このように「審査中」のステータスになっていたら完了です。
審査完了(広告を載せられる状態になる)
審査が完了すると次のようなメールがきます
僕の場合は約6時間ほどできましたが、こうなれば後はnendの広告をブログに埋め込むだけです!
nendの使い方
晴れて審査に通過できたら、今度はいよいよ広告をブログに埋め込んでいきましょう。
今回はWordPressのブログへ埋め込みを行っていきます。
「広告枠の管理」タブから「広告枠」を選びます。
そして、広告を確認してみるとステータスが「アクティブ」となっていて広告を使える状態になったことが分かります。
アクティブになっている広告の「広告コード」を押しましょう。
すると広告コードが表示されます。
貼る位置に関しては以下の記事で紹介をしているように、AdSenseと同じく「リード文の後」、「記事内見出しの前」、「記事が読み終わったところ」の3つにしましょう。
⇒ AdSenseで1.5%以上のクリック率を保つための広告設置位置
「リード文の後」、「記事内見出しの前」に関してはAdSenseの時と同じようにプラグインの”AdSense Manager“を使っていきます。
⇒ AdSense Managerで記事の好きな位置にアドセンス広告を設置する
いつもAdSenseコードを入れる部分に、代わりにnendのコードを入れるだけです。
「記事が読み終わったところ」は、テンプレートで「賢威7」を使っている場合はWordPressメニューの「外観」⇒「テーマ編集」から「個別投稿 (single.php)」を選んで、「</div><!–article-body–>」の上に広告コードを入れていきましょう。
AdSenseの審査に受かった後は、以上の部分をAdSenseの広告コードに差し替えればOKです。
nendの広告における注意事項
基本的にはAdSenseの規約と同じで、
- クリックを誘導する
- 自分でクリックする
- 広告を改造する
といった不当な行為は禁止です。
⇒ 絶対ダメ!AdSense広告を貼る個数やNG位置など禁止事項まとめ
しかし、以下のようにnend特有のものもあります。
AdSenseと違う部分は
- スポンサードリンクの表記がいらない
- 広告を貼るサイトごとに審査が必要
- アダルト系、暴力系の内容があっても問題なし
詳しくは以下の利用規約の第18条に書いてあるのでご確認を。
まとめ:AdSense審査の回答待ち時間は少しでもできることを
ということで今回はAdSenseに次ぐクリック報酬型アフィリエイト広告のnendの審査方法や使い方について解説をしてみました。
クリック報酬型のアフィリエイト広告で今のところは一番の単価を誇るのは間違いなくGoogle AdSenseです。
nendはそれと比べると単価は低いし、スマホでしか表示をされないというデメリットがありますが、今後利用者が増えていけば、それだけnendを使う企業や払う広告費の金額も大きくなっていき、単価のアップが見込まれます。
こうした代替のサービスが出てきてくれるとGoogleも殿様商売をやっていられなくなってくるはずなので、とてもありがたい。
確かに我々はGoogleのサービスを無料で使わせてもらっているので文句は言えませんが、ちょっと最近の対応の遅さには目に余るものがあるので、もっとこのnendが普及して報酬額が上がってくれればななんて思います。笑