【対処法】WordPress4.9でテーマの編集がエラーでできない時
あなたはWordPressでテーマの編集をしている時、こんなエラーが出てしまって編集が出来なくなっていませんか?
実はこれ、WordPress4.9から追加された新機能でして、特にあなたのサイトにバグがあるとかではないのでご安心を。
今回はこのエラーを振り切ってテーマを編集する方法について解説をしてみました。
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WordPress4.9でテーマの編集中にエラーが出るように
WordPressでいつものようにテーマの編集を行っていると突然ある時から上のような警告文が出てくるようになりました。
前までは普通に編集できていたのに一体なぜ…
ということでいろいろと調べてみると、これはWordPress4.9から実装された構文エラーを事前に防ぐ新機能でした。
WordPressのオンラインマニュアルであるWordPress Codex 日本語 Version 4.9を見てみると「コーディング機能の強化」のところで以下のことが書かれています。
安全のためのサンドボックス
真っ白な画面は非常に恐ろしいですね。WordPress 4.9はエラーがある状態で保存すると警告するので、テーマやプラグインに取り組んでいるときに白い画面を避けられるでしょう。夜はもっとよく眠れますね。潜在的な危険を警告
テーマやプラグインを直接編集すると、WordPress 4.9はそれが危険なやり方だと警告します。そしてファイルを改変する前にバックアップするように勧めます。安全なルートを選べば、後から自分自身もチームと顧客もあなたに感謝することでしょう。
太字にした「WordPress 4.9はエラーがある状態で保存すると警告する」「WordPress 4.9はそれが危険なやり方だと警告します」が今回のエラーの原因です。
まあ要するに「それで更新するとサイトが真っ白になっちゃう可能性があるからやめといたほうがいいよ〜」とWordPressが親切に教えてくれてるわけです。
エラーを無視して強制的にテーマの編集を行う方法
しかし、このエラー事前チェック機能、デリケートすぎてほんとに使えない(笑)
どう考えたってこのコードを足しても大丈夫でしょって時でも問答無用に突っぱねてきますし、インストールして有効化したばかりの何も編集してないテーマでも致命的とか言ってきたりします。
本当に勘弁してほしいなと思うのですが、まあもう仕方がないので以下のようにFTPを使って直接ファイルをいじることで僕は対処しています。
- 使っているFTPソフトから編集したいファイルを一度ダウンロード
- ファイルを編集
- 編集したファイルを再度アップロード
1.使っているFTPソフトから編集したいファイルを一度ダウンロード
まずはお使いのFTPソフトから編集したいファイルをローカルの環境にダウンロードします。
「テーマの編集」で編集するファイルは「ドメイン名/public_html/wp-content/themes/テーマの名前」から見つかるはずです。
これがテーマのファイルなので、この中から編集したいファイルをダウンロードしましょう。
今回は”header.php”を編集すると仮定してダウンロードします。
ちなみに僕はFTPは”Cyberduck”というソフトを使っています。
⇒ 【無料FTPソフト】Cyberduckのインストール方法や使い方を解説
2.ファイルを編集
次にローカルにダウンロードしたファイルを開いて自分の好きなように編集しましょう。
3.編集したファイルを再度アップロード
あとはこれをまたFTPを使ってアップロードし直して今のファイルを上書きするだけです。
編集しようとする度にこの動作を繰り返すなんてかなり面倒ですが、WordPressのフォーラムを見ても今のところこれしか方法はないみたいです。(2018年1月時点)
まとめ:WordPress4.9めっちゃ使いにくい…
この機能が実装されたことによってWordPress初心者でも画面を真っ白にして慌てふためく可能性はかなり減ったと思います。
しかし、ある程度カスタマイズが分かる方からするといちいちFTP使ってファイルをダウンロードしてってものすごく面倒ですよね。
しかも4.9になったことが直接の原因なのかどうか分かりませんが、僕が運営しているあるブログではなぜかウィジットの追加や削除ができなくなりました。
4.9になってテーマの編集部分のコードに色がつき、行数も追加されて見やすくなったことはいいですけど、構文チェック機能は正直いらない(笑)
WordPress4.9.2あたりでは昔のように戻ってくれることを期待しています。