AdSense Integration WP QUADSの設定方法と使い方

AdSense Integration WP QUADS

AdSense広告をWordPressで構築したサイトの記事内に貼り付ける場合、AdSense Managerを使っているという方は非常に多いのではないかと思います。

AdSense Managerは長らくの間「AdSenseの挿入ならこれ!」と言われてきたほどの鉄板プラグインで、かなり使い勝手が良い有名なプラグインです。

しかし、ここにきて重大なことが発覚。

このプラグイン、なんともう5年も更新されていない(笑)

WordPressのプラグインと言えば放っておくとすぐに10件とか更新が溜まっていきますが、そんな中で5年も更新されていないプラグインなんて…

最近になってAdSense Managerに不具合が見られたり、検索してもなかなか出てこないという話を聞いていましたが、これだけ更新されていなければまあ当たり前だよねって感じです。

そこで今回はこのAdSense Managerに代わるプラグインである”AdSense Integration WP QUADS“について設定方法や使い方を解説してみました。

AdSense Managerの機能をカバーしつつ、それよりも細かい設定をすることができるプラグインですので、今後は多分こっちを使うことが主流になっていくのではと思われます。

 

AdSense Managerはすでにオワコン?

AdSense広告をWordPressの記事内に挿入する時には、長らくの間”AdSense Manager”というプラグインを使うことが主流となっていました。

⇒ AdSense Managerで記事の好きな位置にアドセンス広告を設置する

僕自身、この記事を書いている今の時点までで約1年半くらいお世話になり続けているプラグインだったのですが、なんとこのプラグイン、5年前から更新がされていない。

AdSense Manager

AdSense Managerは以前から「プラグインの新規追加で検索をかけても見つからない」なんて声があったのですが、更新されてないプラグインってどんどん検索結果の下へ行ってしまうのでそれもそのはずです。

また、最近ではPHPの最新バージョンとの互換性がなくて、AdSense Managerを使おうとすると「Fatal Error」というのが表示されて使えないという話もありました。

無料で使わせてもらっているのであまり大きな声では言えませんが、「ドッグイヤー(犬の早さで年を取る)」と言われるインターネットの業界で、5年もアップデートがされてないプラグインを使うなんて不安ったらありゃしません。

これは代替のプラグインを探す必要がありそうです。

 

“AdSense Manager”に代わるプラグイン”AdSense Integration WP QUADS”

そこで今回、AdSense Managerの代わりにご紹介をしたいのがこちらの”AdSense Integration WP QUADS“(以下、QUADS)というプラグイン。

このプラグインでできるのは以下のことです。

  • 記事上、記事中、記事下など広告を表示する位置を自動で決めることができる
  • ショートコードを利用して好きな箇所に広告を表示することもできる

この通り、AdSense Managerを始めとするAdSense挿入系のプラグインを遜色ない機能を持っています。

有料版(Pro)もあるのですが、特に無料でOK。

ということで早速使っていきましょう。

 

“AdSense Integration WP QUADS”のインストール

AdSense Integration WP QUADS

まずはWordPressのメニューから「プラグイン」⇒「新規追加」でAdSense Integration WP QUADSをインストールして有効化しましょう。

やり方が分からない方は下の記事を参考にしてみてください。

⇒ WordPressにプラグインをインストールする方法と注意点

 

“AdSense Integration WP QUADS”設定方法

インストールして有効化までするとWordPressの左側のメニューに”WP QUADS“という項目が追加されているはずです。

AdSense Integration WP QUADS

ここから”Ad Setting“をクリックしましょう。

 

すると上のほうに設定のためのタブが表示されてきます。

AdSense Integration WP QUADS

主に使うのは”GENERAL“以下のタブだけです。(”IMPORT/EXPORT”は”Quick AdSense”を使っている人だけ)

一つずつ見ていきましょう。

 

ADSENSE CODE(アドセンスコードの登録)

AdSense

まずはAdSenseコードの登録をしていきましょう。

ここでは自分のアドセンスコードを10個まで登録することができます。

とは言っても、多分10個使うことはないので、とりあえず”Ad1“をクリックしてAdSenseコードを一つだけ登録しましょう。

AdSense

上のような感じで”Plain Text / HTML / JS“を選択して、アドセンスコードを貼り付けます。

貼り付ける時にはスポンサードリンクなどの記述が必要になるので、以下のコードの形にしてあげて下さい。

<center>スポンサーリンク</center>
<center>
<style>
.example { width: 300px; height: 250px; }
@media(min-width: 340px) { .example { width: 336px; height: 280px; } }
</style>

<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<!-- 広告の名前 -->
<ins class="adsbygoogle example"
     style="display:block"
     data-ad-client="ca-pub-個別で割り当てられた数字"
     data-ad-slot="個別で割り当てられた数字"
     data-ad-format="auto"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script></center>

広告のサイズをクリックされやすいものに設定し、スポンサードリンクの記述と中央揃えにしてあります。

QUADSの設定でレイアウトを中央にしてもうまくいかないことがあるので、こちらでも中央揃えにしました。

この中の「個別で割り当てられた数字」という二箇所をあなたのAdSenseの広告のものにしましょう。

 

あとはその下にある[quads id=1]というコードをコピーしましょう。

AdSense Integration WP QUADS

 

これをヴィジュアルエディタでそのまま打ち込みます。

AdSense Integration WP QUADS

 

これで実際に投稿を見てみると…

この通り表示されます。

 

また、いつも記事を書くときにテキストエディタを使っているという人は、テキストエディタにした時に広告ボタンが表示されるのでこれを使えます。

AdSense Integration WP QUADS

RndAds“とは”Random Ads”の略で、先程のAdSenseコードの登録でAd1~Ad10までの中で登録したAdSenseコードをランダムに呼び出します。

今回は試しに”Ads1″を加えてみましょう。

AdSense Integration WP QUADS

これもしっかり広告が表示されるはずです。

 

GENERAL & POSITION(一般&位置設定)

AdSense Integration WP QUADS

“General & Position”を開けば、広告を挿入する位置を細かく設定することができます。

しかし、このうちで使い道がありそうだなと思えるのは正直、投稿の最後に表示してくれる機能だけです。

AdSense Integration WP QUADS

僕はAdSense広告を挿入する際には、AdSense規約やクリック率のことを考えて、以下の記事で紹介をしている位置に挿入することを推奨しています。

⇒ AdSenseで1.5%以上のクリック率を保つための広告設置位置

QUADSでは指定した段落の直後(例えば3つ目のh2タグの直前など)にAdSense広告を自動で表示してくれるのかと思ったのですが、これが実際にやってみると広告が狙ったところに表示されてくれなくてうまく使えませんでした。

また、記事下のAdSense広告に関しても「テーマの編集」から「個別投稿(single.php)」で挿入している方からすれば、投稿の最後に表示してくれる機能ですらいらないでしょう。

 

その他の設定に関してはこちら。

AdSense Integration WP QUADS

Visibility“はそのままにしておいて、”Post Types“では固定ページに広告が表示されないように”pages“を消しておきましょう。

Quicktag“には一応チェックを入れておきます。

 

まとめ:プラグインの更新はマメに行おう

ということで今回はAdSense Managerに代わるプラグインであるAdSense Integration WP QUADSについて紹介をしました。

プラグインを最新版にしておくことはWordPressのセキュリティを高める上で非常に重要です。

以前にはAll in One SEO Packにも深刻な脆弱性が見つかったとの報告がありましたが、あまりにも更新されていないプラグインをずっと使っていると、そのうち深刻な事態になりかねません。

プラグインの更新は若干面倒ではありますが、なるべくコマ目にアップデートをして常に最新のバージョンにすることを心がけましょう。

ちなみに”QUADS”の名前の由来ですが、トリプルの4つ版である”quad”から来てそうだなと僕は思っています。

これに”s”がついて複数形になると「四つ子」という意味になるみたいですが、なんかあんまり関連性がないですよね。

もし名前の由来について心当たりがあればぜひ教えてください。笑

2017年07月25日 | Posted in Plugin

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