【超初心者向け】WordPressで画面が真っ白になった時の対処方法
WordPressってちょっといじるとすぐに画面が真っ白になったりしますよね。
まだカスタマイズに慣れていない方がこれをやらかしてしまうと、「え、データ全部飛んだ?」って感じでむちゃくちゃ焦ります。
そこで今回は、WordPressで画面が真っ白になった時の対処方法について僕の経験などを元にして備忘録の意味も兼ねてまとめてみました。
なるべく初心者の方にも分かりやすいように解説してみたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
Contents
とりあえず落ち着きましょう
真っ白になってしまうとかなり慌てますが、まずは落ち着きましょう。
軽く深呼吸です。
慌てても事態が好転することも悪くなることもないので、ひとまず冷静になることが大事です。
大丈夫、きっと直ります。
WordPressで画面が真っ白になる原因
WordPressをいじっていて画面が真っ白になる原因はだいたいの場合以下のどれかです。
- テーマの編集に失敗する(特にfunctions.php)
- プラグインのアップデートやインストール
- サーバーのPHPのアップデート
- キャッシュ系プラグインの使用(”WP Super Cache”や”W3 Total Cache”など)
今回はこれらが原因でWordPressの画面が真っ白になってしまった時の対処方法について紹介をしていきます。
エラーメッセージを確認しよう
WordPressの画面が真っ白になった時、数行のエラーメッセージが表示されている場合と、それも一切表示されていなくて完全に真っ白な場合があります。
エラーメッセージが表示されている場合
このように上にエラーメッセージが表示されている場合はこれでOKです。
これを参考にしながらエラーが起こった原因について考えてきます。
エラーメッセージが表示されていない場合
エラーメッセージも表示されていなくて全くの真っ白の場合、使っているキャッシュプラグインの原因であることが多いです。
その場合はこの記事の下にある「キャッシュ系プラグインの使用(”WP Super Cache”や”W3 Total Cache”など)」の対処法を試してみて下さい。
WordPressで画面が真っ白になった時の対処方法|超初心者向け
それではいよいよ上で確認したエラーメッセージを元に真っ白になったWordPressを直していきましょう。
直前に自分がやった動作がなんなのかも思い出しながら、原因について探して下の対処方法を試してみて下さい。
テーマの編集に失敗する(特にfunctions.php)
WordPressで画面が真っ白になってしまった時によく考えられる原因が、テーマの編集で「functions.php」をいじっていた時。
これはかなりデリケートなファイルでカスタマイズをした時に、ちょっと間違ってピリオドやカッコなどを1文字だけでもつけ忘れると速攻で真っ白になります。
この場合は、「Parse error: syntax error, unexpected …」というで始まるPHP構文のエラーメッセージが出てきて何行目でエラーが出ているのかを知らせてくれることが多いです。
こちらの画像を見てみると、
と出ています。
ブラウザからWordPressの管理画面には入れないはずなので、FTPソフトを開いて該当するファイルを探して修正していきましょう。(僕は”Cyber Duck“というFTPソフトを使っています。)
今回の場合は「public_html」内にある、「wp-content」⇒「themes」⇒「jstork」の「functions.php」のファイルの「411行目」が間違っていることが上のエラーメッセージで分かります。
この中の「functions.php」を一回自分のパソコンにダウンロードしましょう。
そして中身を開いて見てみます。
Macだとこんな感じでデフォルトのテキストエディタが出てくるのですが、これは行数が出てこなくてけっこう使いにくいので”mi“というテキストエディタをインストールするのがオススメです。
このコードを全て”mi”にコピペします。
これで411行目を探して、何が間違っているのかを調べてみましょう。
とはいってもPHPを普段から使っている人じゃないとなかなか何が間違っているのか分からないと思うので、そういう時は使っているテーマのオリジナルの「functions.php」のコードを持ってきます。
ここから正しいコードを持ってきて、ダウンロードした「functions.php」コードの中の間違っていると思われる部分だけ、もしくは全部を差し替えてしまいます。
正しいものにできたら、「functions.php」をFTPでサーバーにアップロードして、間違っているものを上書きします。
これで直るはずです。
ちなみにPHPの構文エラーの原因として多いのは以下のこと。
- 開始タグ、閉じタグ忘れ
- 全角で記述している(全角スペースも禁止)
「{」「}」を間違って消してしまったり、スペースを含むなんらかの全角文字を使っているとエラーになります。
プラグインのアップデートやインストール
- Fatal error: Call to undefined function …
- Fatal error: Cannot redeclare …
これらのエラーメッセージが出てくる時は新しくインストールした、もしくは更新したプラグインが他の機能同士で衝突を起こしてしまった可能性が高いです。
そんな時は原因と思われるプラグインをFTPソフトを使って削除していきましょう。
「自分のサイトのドメイン」⇒「public_html」から「wp-content」⇒「plugins」を開けばインストールしているプラグインが出てきます。
もしも原因っぽいプラグインの検討が一切つかない場合は「plugins」のフォルダの名称「plugin」とか「plugin1」みたいに変更します。
これにより、プラグインを強制停止状態にできるのでとりあえずは管理画面に入れるようになるはずです。
そこでプラグインを削除したり、ダウングレードしたりして最後にまた「plugins」にフォルダの名称を戻しましょう。
PHPのアップデート
PHP5⇒PHP7のようにサーバーのPHPを新しいものに変更した時に、使っているWordPressのテーマとの相性が悪くてエラーを引き起こしてしまうものもあります。
そんな時はサーバーのPHPをダウングレードさせましょう。
エックスサーバーの場合はサーバーパネルを開いて、設定対象ドメインを選んで「PHP Ver.切り替え」を押します。
ここで更新する前のバージョンに戻しましょう。
僕はこれを一回やらかして原因が全く分からずに3時間くらい焦りました…
キャッシュ系プラグインの使用(”WP Super Cache”や”W3 Total Cache”など)
この場合は画面になんにも表示されずに真っ白になっているケースが多いです。
“WP Super Cache”や”W3 Total Cache”はWordPressでは有名なキャッシュ系のプラグインですが、これらを使っていて原因だと思われる場合は溜まったキャッシュを削除してみましょう。
キャッシュの削除方法は使っているプラグイン名によって異なるので「(プラグインの名前)+キャッシュ削除」とかで調べてみて下さい。
事前にできる対策
こうした真っ白になった時にいち早く復旧するにはどうしたら良いのか、いくつか事前にできることがあるのでこちらも普段から意識をしていきましょう。
テーマの編集をいじる時はコードをどっかにコピペしておく
functions.phpをいじる時には特にですが、「テーマの編集」内のコードをいじる時はかならずどこかにいじる前のコードをコピーしておきましょう。
これをやっておけば仮に画面が真っ白になってしまっても、FTPを開いて間違ったコードを以前の正しいコードに書き換えができるので、すぐに復旧できます。
プラグインは一個ずつアップデートする
WordPressのプラグインは面倒なので溜まってきたら一気にアップデートする人も多いですが、それだといざエラーが起きた時にどれが原因なのかわかりづらくなります。
よって、プラグインのアップデートはなるべく一つずつやりましょう。
バックアップを定期的にとっておく
よほどひどいことがなければ画面が真っ白になっても直りますが、もしもの時のためにバックアップは日頃から必ず取りましょう。
“BackWPUp“などのプラグインがオススメですね。
⇒ BackWPUpの使い方と設定方法|WordPressのバックアップに
まとめ:とにかく冷静に対処しよう
ということで今回はWordPressの画面が真っ白になってしまった時のための対処方法についてまとめてみました。
WordPressは高性能ですが、その分かなりデリケートなので、ちょっとどっかをいじっただけでもすぐ真っ白になったりします。
僕もすでに何十回と画面を真っ白にしていますが、その度に自分でいろいろと調べて強くなっていっている感じです。
よっぽどむちゃくちゃなことをしない限り、復旧が不可能だったり、誰かその道のプロに頼まないといけないことにはなりませんので、ひとまずは落ち着いて対処しましょう。