AdSenseで1.5%以上のクリック率を保つための広告設置位置
トレンドアフィリエイトなどの手法でGoogle AdSenseを使って稼いでいく場合、AdSense広告のクリック率はかなり重要です。
AdSense広告を貼る位置によってこれはかなり値が変わり、きちんとクリックされやすい場所に貼るかどうかで同じ数のアクセスを集めていても報酬額に2倍も差がつくこともあります。
そこで今回はAdSense広告のクリック率を上げるにはどこに貼ればいいのかについて記事にしてみました。
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AdSenseのクリック率の重要性
AdSense広告を使って収益が発生する公式は以下の通りです。
ではここで仮にPV数が1000PV、広告単価が22円で同じ時に、クリック率だけ0.5%と1%で2倍違ったらどうなるでしょうか。
1000(PV数)× 0.5%(クリック率)× 22円(広告単価)= 110円(報酬額)
1000(PV数)× 1.0%(クリック率)× 22円(広告単価)= 220円(報酬額)
この通り報酬額も2倍違ってきますね。
Google AdSenseはただクリックしてもらえるだけで報酬が発生するというメリットの代わりに、報酬単価が非常に低いことがデメリットです。
上の数式で言えば、広告単価の部分はあまり変化がでないので「アクセスを集めてPV数を上げること」と「AdSense広告のクリック率を上げること」、この2つをしっかり対策していく必要があります。
そしてこの時、仮に大量のアクセスを集めることができていても、広告の貼る位置が適切でないためにうまくクリックしてもらえなかったらかなりの機会損失が生じてしまいますね。
こうならないためにもAdSense広告についてはちゃんと貼る位置を考えて、よりクリックしてもらえるようにする必要があります。
ティムのクリック率
ではここで参考までに僕のクリック率について紹介をしましょう。
画像はスマホアプリで「全期間」で見た時の僕のAdSense広告のクリック率です。
CTRは「Click Through Rate」の略で「クリック率」のことを指しています。
画像を見て頂ければ分かる通り、クリック率は1.54%になっていますね。
通常は1%を少し超えるくらいでそこそこ良いと言われているみたいですが、僕の場合はこれまでのAdSense人生トータルで見て1.54%を超えています。
わずか0.5%と思うかもしれませんが、0.5%違うだけで報酬額は1.5倍違います。
この差はAdSenseを長く続ければ続けるほど大きくなりますので、ぜひ0.1%単位でクリック率を高めていくことを意識していきましょう。
AdSense広告をブログに貼る方法
広告ユニットの作成
2次審査を通過すると、AdSenseの広告作成のページが見れるようになります。
AdSense管理画面の「広告の設定」から「広告ユニット」と進み、「新しい広告 ユニット」を押しましょう。
すると次のような広告を作成するページになります。
「名前」は好きな名前を入力し、「広告サイズ」を「レスポンシブ」に設定します。
「レスポンシブ」にすると、パソコンで見ている人はパソコン用の大きさで、スマホで見ている人にはスマホ用の大きさで広告が表示されて広告のクリック率が高まります。
そして、「保存してコードを取得」を押しましょう。
すると、AdSenseのコードが表示されます。
赤枠で囲った部分に表示されているコードを自分のブログの任意の場所に埋め込むと、そこにGoogle AdSenseの広告が表示されるようになります。
しかし、このままだとまだいろいろと問題があるのでここから少し広告に手を加えていきます。
一番最初の状態では以下のようなコードになっているはずです。
<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <!-- 広告の名前 --> <ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-個別で割り当てられた数字" data-ad-slot="個別で割り当てられた数字" data-ad-format="auto"></ins> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script>
まず、このコードの直前に以下の記述を付け加えてください。
<style> .example { width: 300px; height: 250px; } @media(min-width: 340px) { .example { width: 336px; height: 280px; } } </style>
加えて、AdSenseの広告を貼るときは必ず「スポンサーリンク」もしくは「広告」という言葉をすぐ近くに表示して、それが広告であることを示さなければなりません。
よって、ここに「スポンサーリンク」という記述を加えて、さらに広告全体をクリックされやすいように中央揃えにしてきます。
さらにAdSenseコードの内の
<ins class="adsbygoogle"
となっている部分を
<ins class="adsbygoogle example"
と書き換えていきます。
最終的には以下のような感じになるはずです。
<center>スポンサーリンク</center> <center> <style> .example { width: 300px; height: 250px; } @media(min-width: 340px) { .example { width: 336px; height: 280px; } } </style> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <!-- 広告の名前 --> <ins class="adsbygoogle example" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-個別で割り当てられた数字" data-ad-slot="個別で割り当てられた数字" data-ad-format="auto"></ins> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script></center>
この中の「個別で割り当てられた数字」という二箇所をあなたのAdSenseの広告のものにしましょう。
AdSenseで1.5%以上のクリック率を保つための広告設置位置
僕は基本的にAdSense広告を1つの記事内で3つ使っていて、それぞれ
- 1つ目:リード文が終わったところ(1つ目の見出しタグの上)
- 2つ目:最後の見出しタグの上
- 3つ目:記事の一番最後(本文と関連記事などの間)
に表示をしています。
AdSenseの最大広告貼り付け数は上限がなくなりましたが、僕はトレンド記事の場合だいたい1500文字くらい書いていて、そのぐらいの文量であれば3つまでにしておくのがAdSense規約的に無難です。
それでは次にそれぞれの箇所にAdSense広告を配置する方法について見ていきます。
1つ目と最後の見出しタグ上
こちらに関してはプラグインの“AdSense Integration WP QUADS”を使って手動で入れていきます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
⇒ AdSense Integration WP QUADSの設定方法と使い方
本文一番下
本文一番下の広告に関しては“AdSense Integration WP QUADS”のGENERAL & POSITION(一般&位置設定)を使って、全ての記事の本文下に一括で表示させます。
このプラグインのGENERAL & POSITION(一般&位置設定)のタブを開きましょう。
“Assign ~ End of Post“の部分にチェックを入れて、プルダウンメニューに該当するアドセンスコードを設定すれば完了です。
これで全ての記事の本文下にアドセンスコードが自動的に表示されるようになります。
もしもQUADSを使いたくないということでしたら、「外観」⇒「テーマの編集」⇒「個別投稿(single.php)」で該当箇所にAdSenseコードを埋め込んで表示させることも可能です。
こちらはテンプレートが「賢威6.2」の場合ですが、下の画像を参考にAdSenseコードを挿入してみて下さい。
まとめ
ということで今回はAdSense広告のクリック率を高める方法について紹介していきました。
AdSense広告の配置に関しては自分でいろいろとテストをして、クリック率がよくなる配置を探してみるのも面白いです。
しかし、AdSense広告は規約で貼ってはいけない位置などが決まっており、これをきちんと守らないと簡単にAdSenseのアカウントが停止されてしまします。
⇒ 絶対ダメ!AdSense広告を貼る個数やNG位置など禁止事項まとめ
自分でテストを行う際は、こうした貼ってはいけない位置もよく確認した上で行うようにしましょう。