ちょっと待って!インターネットビジネスを本で勉強する時の注意点
何か特定の物事について情報を集めようと思う場合、まずは書店やアマゾンなどで書籍を買い込んでみるという方は多いでしょう。
僕も実はこのタイプで、自分が知らない事柄について調べたい時はまず入門書くらいのレベルの本を3冊くらい買って勉強をします。
本はインターネットの情報よりも著者の情報が載っているので信憑性がありますが、ことインターネットビジネスに限っては本で勉強する際にはかなり注意が必要です。
今回はそんなインターネットビジネスと本の関係について記事にしてみました。
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インターネットビジネスを本で勉強する時の注意点について動画で解説
インターネットビジネスを本で勉強する時の注意点
本はインターネットに書かれている情報と違い、著者が明確なのでとても信頼性のおける情報源です。
論文を書く時も基本的にはインターネットからの情報ではなく、本から引用することが良いとされていますね。(僕は学生時代、Wikipediaから引用してよく教授に怒られていました…)
しかしながら、アフィリエイトやせどりなどのインターネットビジネスに限っては本で勉強をすることはNGです。
なぜならば、この業界を始め、インターネットが主となる業界というのはドッグ・イヤー(犬のスピードで年をとる)と呼ばれるように時間の流れがとても早いため、本に書かれている情報はすぐに陳腐化しやすいからです。
僕も5年位前に書かれたインターネットビジネスの本を持っていますが、「いつの時代だよ…」と思うような内容しか書かれていません。
本でインターネットビジネスを勉強するには?
ですが、だからといって本で学習することそのものを否定する気はさらさらありません。
確かにアフィリエイトやせどりなどの具体的な手法については変化の並が激しいのですぐに情報が陳腐化してしまいがちですが、インターネットビジネスもビジネスである以上、やはり先人の知恵をお借りして勉強していくことが必要になってきます。
例えばインターネットビジネスに限らず、ビジネスではモノを売るための基本的考え方を知るためにマーケティングを学んだり、読んだ人が思わず興味を持ってしまうような魅力的なセールスレターを書くためにコピーライティングの知識が重要になってきます。
Webサイトを作るのであれば、訪問者にとって見やすく使いやすいデザインを学ぶ必要があるでしょう。
さらに成功者の考え方が記された成功哲学にも自分を鼓舞するために触れる必要があります。
ビジネスとはその全てが人間が抱える問題を解決したり、欲望を満たすために存在します。
ビジネスは太古の昔から人間を相手に行ってきたものであり、これからもそれが変わることはありません。
マーケティング、コピーライティング、ブランディング、デザイン、プレゼン技術。
人間の本質が変わらない限り、いつの時代においても普遍的に人間に通用する原則は存在し、僕たちはこれらを積極的に学んでビジネスに活かしていくべきです。
また成功哲学本、エッセイ、小説、文学なども自分の人間性を磨き、他人に共感できる人格者となるためにも読んでいくべきでしょう。
ティムのオススメの本
ということでここからは僕が個人的にインターネットビジネスを行う上で役に立つなという本について紹介をしていきます。
あまりアカデミックな内容にならないように、できるだけ実践の応用しやすいものを選んでみました。
ここに挙げた本は僕も一度だけでなく、たまに読み返したりして自分の方向性を修正したりしています。
自己啓発系
インターネットビジネス界の権威である堀江貴文氏の名著。
非常に合理的でシンプルな考え方は健在だが、以前の堀江貴文氏とは違って暖かみがあり、感情に訴えかけるような内容が盛り込まれている。
こういう共感を呼ぶような自分のストーリーを語ることをもっとしていたら、おそらく刑務所生活を送ることにもならなかっただろうなと思う。
ちなみに堀江貴文氏は約2年ほどの獄中生活で1000冊の本を読破したそう。
マーケティング系
日本で有名なマーケッターと言えば神田昌典とこの人。
マーケティングは複雑で難しいというイメージがあるが、この人の本は具体例が充実していて、どれも非常に分かりやすい。
佐藤義典氏は「ドリルを売るには穴を売れ」もオススメ。
心理学系
名著中の名著。
インターネットビジネスに取り組んでいて、ある程度の結果を出している人の中で読んでいない人はほぼいない。
全てのビジネス領域、人間関係にも応用できる目からウロコの情報が満載。
僕はオーディオ版も買って、電車の中で聞いていたりする。
コピーライティング
ジョン・ケープルズの『ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則』も良いが、僕のオススメはまずこれ。
コピーライティングは主に人の感情を刺激する文章だが、その前にきちんとロジカルで筋の通った文章を書く必要がある。
ただ上手い文章を書く方法だけでなく、「そもそも書くとは何か?」という本質的なところから学べる良書。
ブランディング系
今では当たり前になってきた「パーソナルブランディング」という考え方を日本に浸透させる先駆けとなった本。
著者の本田直之氏は「レバレッジシリーズ」やノマドワーカーとしてのライフスタイルでも有名。
デザイン系
デザインについて学ぶのであればまずこれ。
というよりこれ一冊でほぼ充分。
シンキングメソッド系
マイクロソフトやコンサルティングファームの入社試験でよく使われる「フェルミ推定」について日本で初めて本格的に取り上げた本。
「フェルミ推定」とは「シカゴにピアノの調律師は何人いる?」というような予測困難で一見つかみどころがない問題のこと。
頭が良くなりたいのならまずこの本を読むべし。
ライフスタイル・社会系
「ノマド」という概念を単に「遊牧民」とか「組織に縛られずに自由に働く人」ではなく、もっと深い意味でより立体的に学ぶことができる本。
著者曰く、「これからの時代、全ての人間がノマドとしての生活を余儀なくされる」とのこと。
物語・文学
個人的に超オススメしたい文学作品。
高校を放校となった17歳の少年ホールデン・コールフィールドがクリスマス前のニューヨークの街をめぐる物語。
「大人になりきれない青年の叫び」をテーマにしていて、アメリカでは教科書に載るほどの有名作品となっている。
英語の原文もとても平易なので英語力に自信がある方はぜひお試しあれ。
ちなみに村上春樹訳版もあるが、野崎孝訳版のほうが個人的には好き。
まとめ
ということで今回はインターネットビジネスと本というテーマで記事を書いてみました。
インターネットビジネスの具体的な手法に関する書籍はすぐにその内容が陳腐化してしまいがちですが、ビジネス全般に関する本だったり文学に関してはぜひ呼んでおくべきです。
本を読むことでその人の人間性は磨かれ、ちょっとやそっとの時代の変化ではびくともしない強く靭やかな自分を作り上げることに繋がります。
本を読むことにメリットはあってもデメリットはないのでぜひどんどん読んでいきましょう。
ちなみに僕は普段はアマゾン、または楽天で中古の本を買っています。
それとプラスでブックオフでゴールデンウィークや年始などに本全品20%offなどの企画をやっているのでその時に自転車の籠に入りきらないくらいの大量の本を買います。
本を買いたいけどお金が…という方にはオススメですので、よろしければ利用してみてください。(別にブックオフの回し者ではありませんのでご安心を笑)