芸能人の画像をブログで使用するのは著作権・肖像権的にどうなの?

[Last Updated]2017/08/14

芸能人 画像

ブログの記事を書いているとたまに芸能人の画像を使いたくなる時がありますよね。

画像があると記事の見栄えが良いし、むしろそれがないとなんだか味気ない感じがします。

しかし、世の中には著作権・肖像権という名前の権利がある通り、芸能人の画像を使うことはどうも全くのホワイトというわけではなさそう。

そこで今回は「芸能人の画像をブログで勝手に使用することで実際どうなの?」というところについて切り込んでみました。

芸能人の画像をよくブログに載せるという方はぜひともチェックしてみて下さい。

 

著作権・肖像権とは?

芸能人の画像をブログで使用する場合、それは著作権と肖像権に触れる恐れがあります。

まずは超ざっくりですが、著作権と肖像権についてチェックしておきましょう。

 

著作権

著作権とは、その名の通り「これは私が最初に作ったんだから、パクることは許しません」という権利です。

著作権法によれば、著作物とは「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するもの」。

著作物には

  • 小説、脚本、論文、講演内容
  • 音楽、歌詞
  • 映画
  • 絵画、彫刻
  • 写真

など様々なものがあり、著作権によって守られたものを使う場合には必ずその著作権を持っている人から許可をもらわなければいけません。

当然、芸能人の画像もその画像を撮影したカメラマンや所属事務所に著作権があります。

 

肖像権

一方で肖像権とは、「私が載ってる画像を勝手に使わないでね」という権利のこと。

法律では明文化されているわけではないので刑事の範囲ではありませんが、判例上認められている権利なので民事の対象となります。

肖像権にはプライバシー権とパブリシティ権という二つの側面があるのですが、芸能人の画像の場合に対象になるのは主にはパブリシティ権のほう。

芸能人はその容姿自体がビジネス道具というところがありますよね?

なので、例えば人気アイドルのグッズなどを自分で作ってそれを誰かに売るなんてこともできてしまうわけですが、こうしたことをするとパブリシティ権の侵害にあたってしまいます。

要するに「私の画像を使って勝手に商売しないでね」ということです。

 

芸能人の画像をブログに貼るのは法律上は普通にアウト

ではこれらの権利と照らし合わせた時にブログで芸能人の画像を使うことはどうなのか。

結論から言うと普通にNGです。

著作権的に言えば芸能人の画像を自分のブログで使うことは勝手にデータ複数して自分のブログに貼り付けているので複製権にあたり、ブログにGoogle AdSenseなどを貼っているのであればそれはビジネスで使っていることになるので、肖像権のパブリシティ権を侵害していることになります。

 

だが、芸能人画像はほぼ黙認状態

しかし、インターネットを見渡してみると芸能人の画像ってブログだけじゃなくて至るところで使われていますよね?

  • まとめサイト
  • ツイッター
  • Youtube etc

これら全て本来ならNGなのですが、今はもはや芸能事務所もこれらのほとんどを黙認している状態です。

理由は簡単。

これら全てを削除することなんて絶対に無理な話だから。

インターネットは何十億という人が使用していて、それらの方々が日々スクショなどで画像を複製しては拡散しているので、これを全てネットから削除するとなればもう地球上から人間を絶滅させるくらい難しいわけです。

ただでさえ仕事が忙しいのにそんな手間なんかかけてられないので、各事務所も所属芸能人の画像が使用されることは黙認しています。

 

芸能人の画像を使う時に注意すべき点

しかし、だからといってじゃあ際限なく芸能人の画像を使いまくってもいいのかと言えば、もちろんそうではありません。

いくつか注意すべき点がありますので、しっかりとチェックしていきましょう。

 

その芸能人の悪口は決して書かない

例えば、もしもあなたの画像がネット上で勝手に使用されたとしましょう。

その時に「このすごく親切な上にむちゃくちゃイケメンだから絶対に会ったほうが良いよ!」と書かれていたら、あなたはその画像を無断でアップした人に向かって「掲載を即刻中止しろ!」と言うでしょうか?

むしろ、自分のことを公の場で褒めてくれているので「こんなに良いことを言ってくれてありがとう!」とお礼を言うかもしれませんよね。

しかし、逆にそれがなんの根拠もない嘘の話と一緒に「この人超性格悪いしブスだし、もう絶対に近寄りたくない」なんて書かれていたら、「勝手に画像使うな!」と反撃しますよね。

芸能人もこれと一緒です。

その芸能人の良さを代わりに宣伝するようなコンテンツと一緒に画像を使えば、それはその芸能人の方にとっても「私の宣伝をしてくれてありがとう!」となるので、特に事務所から訴えがくる可能性は低いです。

しかし、逆に「この芸能人は◯◯と不倫している」「この芸能人は過去に整形をしている」などのその方のイメージを著しく損なうようなコンテンツで画像を勝手に使っていたら「このサイトつぶしてやる!」と訴えがくる可能性は高くなります。

「不倫」「整形」「薬物」などのキーワードは検索需要が高いのでついつい狙ってしまいがちですが、それが事実ならまだしも、本当なのか分からない状況で断定的に書くのは辞めましょう。

「その芸能人のファンがこの記事を見たらどう思うか?」ということは常に考えておくと良いです。

 

著作権の帰属先がフリーのカメラマンの場合は絶対に使わない

また、たとえその芸能人について良いことを書いていても、フリーのカメラマンさんが撮影していて著作権がそちらにある場合には削除の要請がきます。

これはなかなか見極めが難しいのですが、基本的にカメラマンの方が運営してそうなサイトから芸能人の写真を取ってくることは辞めましょう。

サイトの雰囲気や説明を見れば、だいたいの感覚で分かるはずです。

 

本人のブログ・ツイッター・インスタから埋め込んで使う

画像を使う時に最も安全と思われるのが、本人のブログやSNSなどから引っ張ってくることです。

本人がアップした写真ということはその画像の著作権はその芸能人本人に帰属していると思われる上に、それが拡散されることを悪く思う可能性は限りなく低いでしょう。(もちろん悪口を書かないという前提ですが)

さらに、TwitterやInstagramには埋め込みコードを取得できる機能が備わっていて、これを使えば元の投稿が消されれば埋め込んだブログからも消されます。

これなら画像を複製したことにはなりません。

⇒ ブログにTwitterやInstagram投稿を埋め込む方法|著作権についても

 

まとめ:芸能人の画像は節度を守って使おう

ということで今回は芸能人の画像をブログで使うことについて紹介をしてみました。

今回述べたことはあくまで「現時点では」という意味で捉えて下さい。

というのもGoogleの画像認証の精度は年々上がってきていて、近々ネット上にある全ての画像に何が写っているのか、検索エンジンが判断できるようになる時代が来るかもしれません。

これがもしも可能になったら、事務所が使用を許可していないその芸能人の画像はブログからもSNSからも全て削除させるなんてことが起きる可能性もあります。

そうなった時のことも今から見越して、芸能人画像の使い方は考えていきたいですね。

     
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[Created]2017/08/11[Last Updated]2017/08/14 | Posted in Internet Business
   

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