【雛形あり】プライバシーポリシーの書き方|AdSense・Analytics対応
ブログを運営していく上でほぼ記載必須となるのが「プライバシーポリシー」。
記載している方も多いと思いますが、プライバシーポリシーってなんだか書き方がよく分からないし、法律関係のことは難しいので適当に他のサイトの文章をコピペしているだけという方も多いでしょう。
しかし、使っているサービスによっては必ず記載しなければいけない事項があったりして、それらをうっかり漏らしていると大変ことになりかねません。
そこで、今回はこのプライバシーポリシーについてなるべく頭が痛くならないように優しく解説してみました。
このあたりは知らなかったでは済まないので、ぜひ抜かりなくやっていきましょう。
下の方にいけば当ブログで使っているものやトレンドブログで使うべきプライバシーポリシーがあるので、手っ取り早くコピペだけしたい方はぜひそちらをご活用下さい↓
Contents
プライバシーポリシーとは?
プライバシーポリシーとは簡単に言うと個人情報の取り扱いについての指針についてまとめものです。
別名「個人情報保護方針」と言います。
Webサイトには日々、不特定多数の個人情報が集まってきます。
例えば多くのサイトにはお問い合わせフォームが設置されていますが、フォームを使ってお問い合わせをする時には大抵の場合お問い合わせの内容に加えて、「名前」と「連絡先(メールアドレス)」を入力しますね。
また、一日何人の人がサイトを訪れてくれたのかを知るためにアクセス解析ツールを導入している場合、名前や住所を特定できるほど具体的でなくても、それは「個人情報を集めている」と見なされます。
ざっくり言うとプライバシーポリシーとは、こうして集まってくる個人情報を「決してあなたに迷惑がかかるようには使いませんよ」と文章で明記したものなのです。
プライバシーポリシーはどんなWebサイトに必要なのか?
プライバシーポリシーは基本的にインターネット上に存在するほぼ全てのWebサイトに必要です。
検索エンジンに載らないように設定しているのなら問題ありませんが、それはインターネット上に存在するとは言えません。
「ほぼ」と言ったのは、アクセス解析ツールは導入していない、広告は一切貼ってない、フォームは一切設置していないというWebサイトは除外されるからです。
ですが、そんなWebサイトはこのインターネット上にあるのか、というか運営している意味があるのかって感じですから…。
プライバシーポリシーに入れるべき項目(2017年6月時点)
基本的には「取得した個人情報はこんなふうに使います」と書くのがプライバシーポリシーですが、以下のサービスを使っている場合はそれに加えて、特別な記載が必要になります。
Google Analytics
7. プライバシー
お客様は適切なプライバシー ポリシーを用意および遵守し、訪問者からの情報を収集するうえで、適用されるすべての法律、ポリシー、規制を遵守するものとします。お客様はプライバシー ポリシーを公開し、そのプライバシー ポリシーで、お客様がデータ収集のために Cookie を使用していることを必ず通知するものとします。また、Google アナリティクスを使用していること、および Google アナリティクスでデータが収集、処理される仕組みについても必ず開示するものとします。この情報の開示は、「ユーザーが Google パートナーのサイトやアプリを使用する際の Google によるデータ使用」のページ(www.google.com/intl/ja/policies/privacy/partners/ や、Google が随時提供するその他の URL)へのリンクを目立つように表示することで実施可能です。お客様は訪問者の端末上での Cookie やその他の情報の保存や、そうした情報へのアクセスについて、そうした行為が本サービスに関連して発生する場合、およびかかる行為に関する情報の提供と訪問者からの同意が法律で求められている場合は、訪問者に明確かつ包括的な情報を提供し、同意を得るように商業上合理的な努力を払うものとします。
いきなり頭が痛くなってきそうですが要点とまとめると記載すべき内容は以下の通り。
- プライバシーポリシーを必ず記載すること
- データ収集のためにはCookieを使用していること
- Google Analyticsを使っていること
- Google Analyticsでデータが収集、処理される仕組みについて開示すること
“Cookie“とは、一度訪れたサイトの情報を”Safari”や”Google Chrome”などのブラウザが覚えてくれる機能のことです。
Amazonや楽天を開くと以前に購入した製品のリストが表示されたりしますが、あれもCookieがブラウザに残っているために表示されます。
Google AdSense
サイトのプライバシー ポリシーについて
プライバシー ポリシーには次の情報を記載する必要があります。
- Google を含む第三者配信事業者は Cookie を使用して、当ウェブサイトへの過去のアクセス情報に基づいて広告を配信します。
- DoubleClick Cookie を使用することにより、Google や Google のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づいて、適切な広告をユーザーに表示できます。
- ユーザーは広告設定で、インタレスト ベースでの広告掲載に使用される DoubleClick Cookie を無効にできます(また、aboutads.info ページでは、インタレスト ベースでの広告掲載に使用される第三者配信事業者の Cookie を無効にできます)。
第三者配信による広告掲載を無効化していない場合は、サイトへの広告配信に Google 以外の第三者配信事業者や広告ネットワークの Cookie も使用される可能性があるため、その点についても次の方法でサイトのプライバシー ポリシーに明示する必要があります。
- 第三者配信事業者や広告ネットワークの配信する広告がサイトに掲載されることをユーザーに明示します。
- 配信事業者や広告ネットワークの適切なウェブサイトへのリンクを設定します。
- これらのウェブサイトにアクセスすればインタレスト ベースでの広告掲載に使用される Cookie を無効にできることをユーザーに明示します(配信事業者や広告ネットワークがこの機能を提供している場合)。または、aboutads.info ページにアクセスすれば、第三者配信事業者がインタレスト ベースでの広告掲載に使用する Cookie を無効にできること をユーザーに案内します。
こちらも頭が痛くなってきそうです。
要点だけ抜き出します。
- GoogleやAdSenseの広告主はCookieを使用して表示する広告を決めていること
- www.aboutads.info にアクセスすれば、パーソナライズ広告に使われる第三者配信事業者の Cookie を無効にすることができること
基本的にはGoogle Analyticsと同じく「データを収集していますよ」「そのデータを適切に使っていきますよ」ということを記載してねと言っています。
Amazonアソシエイト
10. 乙がアソシエイトであることの表示
乙は、乙のサイト上または甲がアソシエイト・プログラム・コンテンツの表示を許可した他の場所のどこかに 「Amazon.co.jpアソシエイト」または「[乙の名称を挿入]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」の文言を表示しなければなりません。甲は、この文言を適時変更することがあります。
Amazonアソシエイトを使っている場合も「Amazonアソシエイト・プログラムに参加していますよ」という文言を入れる必要があるみたいですね。
ちなみに楽天アフィリエイトの利用規約には該当箇所が見つけられませんでした。
免責事項
免責事項とはサービス提供者(管理人)が、何か問題あったときに責任を免れる事項についての決まり事を綴る条項です。
こちらはプライバシーポリシーとはまた違う性質のものですが、それと同じくらい大事なものです。
例えば自分で撮った、もしくは著作権フリー以外の画像や動画をサイト内で使っている場合は
当サイトで掲載している画像の著作権・肖像権等は各権利所有者に帰属致します。
みたいな文言を入れる必要があります。
加えて
当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。
このように書いているサイトも多く見かけますね。
特にアフィリエイトをWebサイトで行う場合、これは必須です。
例えば自分が使ってみて素晴らしいと思ったニキビクリームのレビューを書いてサイトにアフィリエイト広告を載せても、そこから購入した人が自分と全く同じ効果を得られるのかどうかは分かりません。
そこで「購入するなら個人の判断でお願いします」という逃げ道を作っておくのです。
免責事項はプライバシーポリシーと一緒のページに書いている場合が多いので、こちらも忘れないように記載しましょう。
著作権
逆に自分が撮った画像や動画の著作権を守りたい時はその著作権が自分に所属することを書きます。
当サイトに存在する、文章・画像・動画等の著作物の情報を無断転載することを禁止します。
こちらもプライバシーポリシー、免責事項と一緒のページに書いている場合が多いです。
【コピペOK】プライバシーポリシーの書き方・雛形
それではここからはプライバシーポリシー(+免責事項)の雛形についてご紹介していきます。
2パターン用意してみたのであなたの運営しているサイトの性質に合わせてお使い下さい。
当ブログのプライバシーポリシー
当ブログでは以下のサービスを使用しています。
- Google Analytics
- メルマガスタンド
- Amazon
当ブログではメールマガジンへの登録をユーザーに促していて、秘匿性の高い個人情報に触れるので個人情報保護のことについてはより詳しく書いています。
広告はAdSenseは使用しておらずAmazonと楽天のみです。
個人情報の利用目的
当ブログでは、メールでのお問い合わせ、メールマガジンへの登録などの際に、名前(ハンドルネーム)、メールアドレス等の個人情報をご登録いただく場合がございます。
これらの個人情報は質問に対する回答や必要な情報を電子メールなどをでご連絡する場合に利用させていただくものであり、個人情報をご提供いただく際の目的以外では利用いたしません。
個人情報の第三者への開示
当サイトでは、個人情報は適切に管理し、以下に該当する場合を除いて第三者に開示することはありません。
・本人のご了解がある場合
・法令等への協力のため、開示が必要となる場合
個人情報の開示、訂正、追加、削除、利用停止
ご本人からの個人データの開示、訂正、追加、削除、利用停止のご希望の場合には、ご本人であることを確認させていただいた上、速やかに対応させていただきます。
アクセス解析ツールについて
当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。
このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。この規約に関して、詳しくはここをクリックしてください。
広告の配信について
[自分のサイトの名前]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、訪問者から直接情報を収集し、訪問者のブラウザにクッキーを設定したりこれを認識したりする場合があります。
免責事項
当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。
当サイトのコンテンツ・情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。
当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
プライバシーポリシーの変更について
当サイトは、個人情報に関して適用される日本の法令を遵守するとともに、本ポリシーの内容を適宜見直しその改善に努めます。
修正された最新のプライバシーポリシーは常に本ページにて開示されます。
トレンドアフィリエイトブログのプライバシーポリシー
トレンドアフィリエイト用のいわゆる「トレンドブログ」を運営している場合、おそらくほとんどの方は以下のものをお使いでしょう。
- Google Analytics
- Google AdSense
- Amazonアソシエイト
- 著作権が他の人に帰属する画像や動画
トレンドの場合、これとプラスでコメントの扱い方についても記載をしておきましょう。
広告の配信について
当サイトは第三者配信の広告サービス「Google Adsense グーグルアドセンス」を利用しています。
広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた広告を表示するためにCookie(クッキー)を使用することがあります。
Cookie(クッキー)を無効にする設定およびGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご覧ください。
また、[自分のサイトの名前]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、訪問者から直接情報を収集し、訪問者のブラウザにCookie(クッキー)を設定したりこれを認識したりする場合があります。
アクセス解析ツールについて
当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。
このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。この規約に関して、詳しくはここをクリックしてください。
当サイトへのコメントについて
当サイトでは、スパム・荒らしへの対応として、コメントの際に使用されたIPアドレスを記録しています。
これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパム・荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。また、メールアドレスとURLの入力に関しては、任意となっております。全てのコメントは管理人が事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となりますことをあらかじめご了承下さい。加えて、次の各号に掲げる内容を含むコメントは管理人の裁量によって承認せず、削除する事があります。
・特定の自然人または法人を誹謗し、中傷するもの。
・極度にわいせつな内容を含むもの。
・禁制品の取引に関するものや、他者を害する行為の依頼など、法律によって禁止されている物品、行為の依頼や斡旋などに関するもの。
・その他、公序良俗に反し、または管理人によって承認すべきでないと認められるもの。
免責事項
当サイトで掲載している画像の著作権・肖像権等は各権利所有者に帰属致します。権利を侵害する目的ではございません。記事の内容や掲載画像等に問題がございましたら、各権利所有者様本人が直接メールでご連絡下さい。確認後、対応させて頂きます。
当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。
当サイトのコンテンツ・情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。
当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
「広告の配信について」のAmazonアソシエイトの[自分のサイトの名前]のところを差し替えるのをお忘れずに。
プライバシーポリシーはどこに設置する?
プライバシーポリシーを設置する場所に関しては特に決まりはないみたいです(設置場所について言及している情報がありませんでした)。
なので特にグローバルメニューに置いてもWebサイトのフッターに置いてもどちらでもいいかなと思います。
ちなみにフッターに置きたい場合は以下のコードを自分の好みにカスタマイズにして入れてると便利です。
<p style="text-align: center;"><span style="font-size: 8pt;"><a href="プライバシーポリシーのページのURL">プライバシーポリシー</a></span></p>
WordPressの場合は使っているテーマによりますが、だいたいの場合「外観」⇒「テーマの設定」⇒「テーマフッター (footer.php)」からフッターをいじれます。
プライバシーポリシーを挿入したい場所に上のコードを入れて、「プライバシーポリシーのページのURL」というところだけ自分のものに差し替えましょう。(フォントサイズもお好みで変更して下さい)
プライバシーポリシーはPDFにしてアップするのが良いかも?
このプライバシーポリシーですが、他のサイトのものを丸コピしてそれを一つの記事としてしまうと、Googleからコピーコンテンツと見なされてSEOに悪いという情報がありました。
これに関しては真偽を確認しようがありませんが、不安な方は”Word”や”Pages”にプライバシーポリシーをコピペして、それをPDFにしてブログにアップロードし、そこにリンクを飛ばすというやり方をしてみて下さい。
まあ多分大丈夫だとは思いますが…
まとめ:プライバシーポリシーは忘れずに記載しよう
ということで今回はプライバシーポリシーの書き方について紹介しました。
プライバシーポリシーなんてまず見られない部分ですし、法律のことは難しくてよくわからないのでついつい飛ばしてしまいがちです。
しかし、プライバシーポリシーがあるとユーザーにも不安を和らげる事ができて、問合せ増加やビジネスにつながると思いますので、なるべく正しいものを作成していきましょう。