【ブランド構築】ブランディングの機能的価値と感情的価値について

[Last Updated]2017/01/14

ブランディング 機能的価値 感情的価値

「ブランディング」という非常に抽象的で難しい概念を理解する上では、このブランディングを「機能的価値」と「感情的価値」の2つに分解して考えることが効果的です。

いわゆる「ブランド」として人々の間で浸透してる人や物は、この2つの価値をバランス良く満たしています。

情報発信ビジネスのように名も無き個人がインターネットでのビジネスを通じてある程度の成果を修めるにも、この2つの価値を満たし、強固な「パーソナルブランディング」を築くことが重要になってきます。

本記事ではブランディングの2大要素である「機能的価値」と「感情的価値」について解説をしてみました。

 

ブランディングの機能的価値と感情的価値について動画で解説

 

機能的価値とは?

「機能的価値」とはその名の通り、主に機能面での価値のことです。

性能、スペック、値段、メリットなどのことで機能面価値は言い換えると以下のような価値基準になります。

  • 正しいか間違っているか
  • 役に立つか立たないか
  • 納得できるかできないか

 

例えば、あなたが英会話スクールに通うとしましょう。

その時まず考えるのは「どのスクールに通うのが英語の上達に一番良いか」ですよね。

そのために各スクールのホームページにいって実績はどうなのか、立地は良いか、値段はいくらなのかといった面を気にするはずです。

これはつまり「英語を学ぶのに総合的に見て最もいい環境はどこか」と一つの正解を求めているので機能的価値について考えていると言えます。

 

感情的価値とは?

一方で「感情的価値」とは主に人間の感情的に訴えかける価値のことです。

面白さ、斬新さ、愛着、感動などのことで感情的価値は言い換えると以下のような価値基準のことです。

  • 好きか嫌いか
  • 面白いかつまらないか
  • 共感できるかできないか

 

先程の英会話スクールの例で言えば、実績や価格面以外に自分が感情的に判断したくなる部分のことです。

例えば、そのスクールに以前にも一度お世話になったことがある英語講師の先生がいるとしましょう。

その先生に個人的に好意を抱いていて「またあの先生から教わりたい」と思っているのなら、多少の値段の高さや立地の不便さがあっても、きっとそれだけでそのスクールにかよってしまうのではないでしょうか。

あるいは「仲の良い友達が通っている」でも同じですね。

 

ブランディングにおける機能的価値と感情的価値のバランス

ロジックファースト、エモーションエンドの考え方

ロジックファースト エモーションエンド

人間というのは基本的に感情的な生き物であり、強固なブランドを築くためには感情的価値を満たす必要があります。

先程の英会話スクールの例でも、おそらく多くの場合、人々は感情的価値を優先させて選ぶはずです。

しかし、だからといって「とりあえず感情的価値を価値を高めればいいのか」と機能的価値を軽視することは間違いです。

人が最終的に決断をするのは感情的価値によってですが、それよりもまず「役に立つのか」という機能的価値によって判断をします。

感情的価値というのはあくまでも機能的価値を満たしている前提で成り立つものであり、機能的価値を高める過程で同時に満たされていくものです。

例えば僕はWindowsかMacかと聞かれれば完全にMac派です。

理由を尋ねられたら、「Macのほうがかっこいいから」という主に感情的価値で説明をしますが、それは「機能的価値を満たしてる」という前提が存在するからです。

もしもMacの性能がWindowsよりもはるかに劣っていたら、いくらかっこいいからと言ってもおそらく僕はMacを買ってはいません。

機能面を充分に満たした上で、その上に感情面も満たしてくれるからMacを選んでいます。

つまりは最初に満たすべきは機能的価値、そして後から満たすべきなのが感情的価値というわけです。

 

インターネットビジネスにおける感情的価値と機能的価値

これはインターネットビジネスにおいても同じです。

自分のサイトに訪れてくれた人はまだあなたのことは何も知らない状態です。

そんな状態の人にいきなり自分のことを好きになってもらうなんて、あなたのビジュアルがよほど良くてさらに自分の顔を公開していなければ難しい話ですよね。

だからこそ、最初はまず自分のビジネスでの実績や分かりやすく面白いコンテンツを提供することで「役に立つ」と思ってもらうことが重要になってきます。

基本的にインターネット上で何か情報を探している人というのは何か困っていることや知りたいことがあって検索をしています。

ですのでまずはその「知りたい」という欲求を圧倒的な価値で満たすことを意識しましょう。

 

そしてその後に出てくるのが独自の世界観などの感情的価値です。

自分の信念や理念を語る、興味を惹くストーリーを使う、メルマガの返信は迅速に返すなど理屈抜きに好意を持ってもらうための仕掛けを施していきます。

また、インターネット上は似たような情報がたくさんありますが、それをあなたという人間が持つフィルターを通して独自の切り口から語ることで同じ情報でも違った受け取られ方をされます。

同じ食材からでもその人独自の調理方法を施すことで違う味、違う見た目の料理が生まれることと一緒ですね。

感情的価値についは正解不正解がなく非常に難しい部分だとは思いますが、機能的価値でブランドを形成しようとすると自分よりも実績がすごい人、自分よりも安くて同じような商品を売る人が現れた場合そこでブランドが崩壊してしまいます。

だからこそ、感情的価値を満たして「理屈抜きに好き」という状態にすることで、他の人と比べられることがなくなり、あなたのビジネスがより安定して利益を出せるようになるのです。

 

まとめ

ということで今回はブランディングの機能的価値と感情的価値の2つの要素について解説をしてきました。

実は人間の思考にもこのように「理性」と「感情」という2つの大きなベクトルが存在します。

僕はこれをそれぞれ「タスク思考」と「ヒューメイン思考」と呼んで区別していますが、機能的価値と感情的価値を考える上ではこの人間の2つの思考の違いも押さえておくといいでしょう。
⇒ 【理性と感情の関係】人間の思考の2つのベクトルを理解しよう

     
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[Created]2016/10/26[Last Updated]2017/01/14 | Posted in Branding
   

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