パーソナルブランディングを高めてライバルを無効化する方法

パーソナルブランディング

情報発信ビジネスを中心としたインターネットビジネスは「個人をブランド化させる」ということが重要になってきます。

強固なブランドを築くことはファッションだろうと芸能界だろうとどの業界でも重要だと認識されていて、それはもちろんインターネットビジネスにおいても当てはまります。

SNSや動画サイトの普及によって個人の発言力や影響力が強くなった現在、この「パーソナルブランディング」という手法には非常に注目が集まっていて、うまく活用することができればあなたの価値が一気に高まり、ライバルと比較検討がされなくなります。

そこで、今回はこのパーソナルブランディングについて解説をしてみました。

 

パーソナルブランディングについて動画で解説

 

パーソナルブランディングとは?

「ブランド」という言葉を聞くとおそらく多くの人は、”CHANEL”や”LOUIS VUITTON”、あるいは”LEXUS”や”iPhone”といったものを連想するのではないでしょうか。

ここに挙げたものに共通することはつまり「その業界において確固たる地位」を築いているということ。

コスメと言えば”CHANEL”、バッグと言えば”LOUIS VUITTON”といった感じでしょう。

「パーソナルブランディング」とはその名の通り、このブランドを個人の単位で築くことです。

SNSや動画サイトの普及によって様々な人がインターネット上で情報発信することが可能になった今、その他大勢の人たちと似たような切り口で似たような情報を発信していてもそれに共感してファンになってくれる人は少ないです。

ツイッターなんかを見て頂ければ分かると思いますが、毎秒ごとに多くの人が呟いてるので自分のツイートはすぐに他の人のツイートに埋もれていってしまいますね。

こういったことを避けるために有効なのが「ブランドを築く」という考え方です。

独自の世界観を築き上げ、しっかりとした差別化を意識しながら情報発信を行っていけば「この分野に関してはあの人」と言われるまでになり、より濃いファンを作ることができます。

 

パーソナルブランディングを高めることのメリット

パーソナルブランディングを高めることによるメリットを一言で言うと、それはライバルを無効化することができるということです。

強固なブランドを築くことができれば価格や性能などの機能面で比較されることがなくなります。

時価総額が世界で最も高い企業に輝いたこともある”Apple”を例にとってみましょう。

“Apple”の主力製品と言えば、ご存知”Macintosh”や”iPhone”といったコンピューター機器です。

Appleの製品は確かに性能は素晴らしいのですが、「富士通」や「ソニー」といった他の製品と比べてスペックの割にとても値段が高い印象がありますよね。

同じストレージ、メモリの容量でもAppleの製品とその他の製品では価格が2倍以上離れているなんてこともあります。

しかしながら、そんなに値段が高くてもAppleの製品は一時期ほどではないにしろ今でも世界中でよく売れています。

それはなぜかと言うとAppleの製品には「ブランド」があるからです。

Appleの製品には「シンプルでクールでスマート」という世界観を表現するために様々な工夫が施されています。

製品自体にこだわることはもちろんですが、Apple Storeという専門店を作ったことや大学などの教育機関へ積極的に販売したこと、決して値下げをしない姿勢や「Appleの製品を使っている人はスマートだ」というイメージを全面に押し出してプロモーションを行うなど、Appleは様々なブランド戦略をとっている企業として有名です。

こうしたブランド戦略の結果、Appleは自分から「商品を買って下さい」と商品の訴求ポイントを説明して売り込みにいかなくても「Appleの製品なら間違いない」と思ってもらえて、新商品リリースの度にそれを買い求める人たちで長蛇の列ができるというわけです。

これは個人においても同じで、強固なブランドを築くことができれば、ライバルを無効化して「あなたがオススメする商品なら間違いない」と思ってもらうことができ、商品をリリースすると同時に爆発的な収益を発生させることが可能になってきます。

有名ブロガーがブログで紹介した商品が飛ぶように売れていくのと同じですね。

 

パーソナルブランディングを高める方法

パーソナルブランディング

ではこのパーソナルブランディングを高めるにはどうしたら良いのでしょうか。

パーソナルブランディングを高める方法としては人々の「機能的価値」と「感情的価値」を充分に満たすことです。
⇒ 【ブランド構築】ブランディングの機能的価値と感情的価値について

「機能的価値」とは、「役に立つか立たないか」「正しいか間違っているか」といった価値基準で、いわゆるスペックのことです。

一方で「感情的価値」とは、「機能的価値」とは対照的に、「好きか嫌いか」「面白いかつまらないか」という価値基準です。

基本的に人間は論理よりも感情を優先させる生き物であり、「好き嫌い」という感情は「正しい間違っている」という理屈を超えます。

あなたも「嫌いな上司が言う理にかなった命令」と「好きな上司が言うちょっとめんどくさい命令」だったら後者を優先させるのではないでしょうか。

しかし、だからといって毎回毎回好き嫌いで物事を判断するのかと言えばそうではありません。

いくら自分の好みとマッチしているものでも、中身が他のものと比べて圧倒的に劣る商品はあまり買おうとは思いませんよね。

このように強固なブランドを築くためには「機能的価値」と「感情的価値」をバランス良く満たす必要があります。

 

なかなかイメージが湧きにくいかもしれませんが、そんな時は成功している芸能人や音楽アーティスト、またはファッションブランドなどを見て「なぜその人たち、その物が売れているのか?」を「機能的価値」と「感情的価値」に分けて研究してみましょう。

また基本的に、人は一貫性のあるものに対して良い印象を持つ傾向にあるので、自分の情報発信の軸をしっかりと決めて、意見がブレないようにコンセプト設定を作り込むことも重要になってきます。
⇒ 【テーマとコンセプトの違い】情報発信ビジネスにおける考え方

2016年10月26日 | Posted in Branding

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