SEOとは?インターネットビジネス初心者にも分かりやすく解説
インターネットビジネスを行う場合、検索エンジン上で自分のサイトを上位表示させて多くの見込み客を集めてくることが重要です。
最近では集客の方法としてSNSを使うことも多くなってきていますが、それでも検索エンジンを使う人の割合は圧倒的に多いため、検索エンジンを主な集客の方法として使うことは依然として必須になっています。
SEOとは、そんな検索エンジンに上位表示をさせるための施策のことです。
こちらの記事ではSEOについて全く知識がない初心者方向けに、その仕組などについてご紹介をしました。
「SEOを制するものは、インターネットを制する」と言っても過言ではないほどなので、ぜひこの記事でSEOの全体像について捉えておきましょう。
SEOについて動画で解説
SEOとは?
SEOとは”Search Engine Optimisation”の頭文字をとった単語で日本語で「検索エンジン最適化」と呼ばれています。
自分のサイトや書いた記事なんかを検索エンジンに上位表示させるために行う施策のことで、SEOを強化する=検索エンジンから高い評価を受けることを意味します。
検索エンジン対策をする理由は非常にシンプルで、そのほうが多くの見込み客を集めることができるからです。
こちらは検索エンジンでの表示順ごとにアクセス解析の統計をとったグラフです。
グラフを見れば分かる通り、最も多くのアクセスが集まっているのは1番上に表示されているサイトで、2番目以降になるとがっくりとアクセスが落ち、一般的に検索エンジンで2ページ以降に表示されるサイト(11番目以降)はほとんどアクセスが集まっていません。
上のグラフをさらに分かりやすく数値化したのが下のグラフになります。
こちらで確認しても分かる通り、掲載順位が1位のサイトで34.35%、掲載順位が3位までのサイト合計で62.73%のアクセスを得ています。
例えば「ダイエット」というキーワードで10,000人が検索した場合、そのうち3,435人は1番上に表示されるサイトへアクセスをしているということです。
ビジネスをやる以上、まずは見込み客に対して自分の存在を認知してもらう必要があります。
まず自分の存在を認知してもらわないことには、商品・サービスを紹介して買ってもらうも何もありません。
そのため企業などは何億という広告費を払ってCMを制作するなどして、とにかく自分を多くの人の目に留まるようにしているわけです。
インターネットビジネスもこれと一緒で、インターネット上のプラットフォームである検索エンジンに対して自分のサイトを上位表示させ、まず見込み客に自分の存在を伝える必要があるのです。
検索エンジンの仕組みとその役割
では検索エンジンはこの掲載順位をどうやって決めているのでしょうか。
検索エンジンの最大手と言えばご存知の通り、Google。
日本ではYahooのほうがシェアが高いのですが、YahooはGoogleの検索エンジンシステムを採用しているため仕組みもGoogleとほぼ同じです。
検索エンジンはアルゴリズムと呼ばれるコンピューターで計算を行うときの方法を用いて、この掲載順位を決めているのですが、Googleはこのアルゴリズムを公開していません。
理由はそれを公開してしまうと、とにかくテクニックを駆使してあらゆる単語で上位表示を狙う輩が現れるからです。
Googleを始めとした検索エンジンプロバイダーの役割は「適切な情報を検索者に対して届けること」にあります。
Googleのホームページでも「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるよう にすることです」と語られています。
例えば、もしもダイエットの方法について知りたいという人が検索エンジンで「ダイエット オススメ 方法」などと調べた時に、全く関係ない金融商品に関するサイトが一番上に表示されていたら検索をした人はどう思うでしょうか。
そのようなことが続けば、きっとその人は検索エンジンを使っても関係のない情報ばかりが出てくるので検索エンジンを使わなくなるはずです。
また、ここまでひどくなくとも、検索エンジンの一番上に表示されたサイトが非常に内容の薄く、広告ばかり貼ってあるサイトであれば検索者の要求を満たすことができません。
検索エンジンの順位付けの仕組み(アルゴリズム)を公開してしまうとその対策をとられてしまうので、上記のような事態を避けるためにGoogleは検索エンジンに関するアルゴリズムは公開していないのです。
内部SEOと外部SEO
しかしながら、公開はされていないとはいってもある程度どのような基準にもとづいてGoogleが検索エンジンの順位付けを行っているのかは予想ができます。
Googleの目的は質の高いコンテンツを検索エンジンに上位表示させることですので、どういったコンテンツが質が高いと見なされやすいのか逆算して考えるわけです。
サイトを強化して検索エンジンに上位表示させるには大きく分けて
- 内部SEO
- 外部SEO
という2つの対策があります。
内部SEO
内容SEOとはその名の通り、サイト内部を充実させることによるSEOです。
具体的には以下のような施策が考えられます。
- サイト名やコンテンツタイトルに含まれるキーワード
- コンテンツに含まれるキーワードの数
- コンテンツの数
- コンテンツ文字数
- 他のサイトのコンテンツとの重複のなさ
- サイトを訪れた人の滞在時間
- サイトを訪れた人の巡回率
検索エンジンは人間のように感情を持っていないので、ある記事を読んだ時に「ためになった」など感想を持つことはありません。
しかし、「ダイエット オススメ 方法」で調べた時にこれら3つのキーワードがたくさん入っているコンテンツに検索者が探したい情報が載っていると思われますし、サイトの滞在時間が長いほどそのサイトには質の高いコンテンツがたくさんあると推測ができます
⇒ 内部SEOを強くするための9の方法・ユーザーに配慮した対策を
外部SEO
外部SEOは外的要因によってサイトの評価を高めるSEOです。
具体的には以下のようなものになります
- 質の良い被リンクの数
被リンクとはつまり他のサイトなどからリンクをもらうことです。
論文なんかをイメージして頂ければ分かると思いますが、数々の論文で引用されている文献というのはそれだけ引用されるだけの価値のある文献だと推測できます。
多くの人によって拡散されている=質の高いコンテンツというわけです。
⇒ 外部SEOはSNSの時代?絶対にやってはいけない被リンク対策
まとめ:検索エンジンは常に進化している
検索エンジンは「検索者にとって最も最適な情報を届けるのはどんな仕組みにしたら良いのか」と日々試行錯誤されながら進化しています。
例えば、昔は上で紹介した外部SEOを施して上位表示を狙うために、業者から購入した不正な被リンクやペラサイトによる自作自演が蔓延していました。
しかし現在では、そのような現状に目をつけたGoogleがアルゴリズムを変更し、自作自演の被リンクはペナルティの対象となって検索エンジンに表示されなくなる確率が高くなっています。
もちろんある程度のテクニックを追求していくことは重要ですが、検索エンジンから好かれるためにはとにかく良質なコンテンツを量産していくことが求められているのです。