Nyafooとは?使ってみた感想と機能や活用方法について語ってみた
ツイッターを見ていると何やら新しい検索エンジンが誕生したとの話が。
その名も“Nyafoo!”。(多分ニャフォー!)
どこかで聞き覚えがあるネーミングですが、これがなかなかに面白い機能を備えています。
今回はこのNyafooについて、その機能や実際に使ってみた感想、また今後の検索エンジンの在り方などについても僕なりに意見を語ってみました。
こういった新種の検索エンジンの登場で、また世の中がガラッと変わりそうです。
新検索エンジン・Nyafooとは?
⇒ Nyafoo!
“Nyafoo”とは、突如現れた新型の検索エンジンサービス。
なんだかものすごく聞き覚えのある名前ですが、この検索エンジン、GoogleやYahooといった検索エンジンと違って、いわゆる「まとめサイト」と言われるキュレーションメディアや「Q&Aサイト」が検索結果に出てこないようになっています。
Yahooで何か物事を調べる時って、「NAVERまとめ」とか「ヤフー知恵袋」とかがよく検索結果の上位に表示されてきますよね。
Nyafooではこれらのサイトが検索結果に表示されずに、マスコミや大手ITメディアの報道といった一次情報をなるべく検索結果に返すようになっています。
開発をしたのはこちらのNyafoo Japanさん。
「まとめ」が出てこない検索エンジンを開発しています#まとめサイト
— Nyafoo (@nyafoo_japan) 2017年7月3日
個人の方なのか、どこかの企業に属している方なのかは一切不明。
Nyafooが大手メディアサイトに取り上げられてみんなが一気に検索をかけているので、現在メンテナンスに追われているようです。
大急ぎでメンテナンス中です
— Nyafoo (@nyafoo_japan) 2017年7月4日
Nyafooの機能
ということで、早速機能などについて調べるために実際にNyafooを使って検索をしてみました。
こちらが「猫」と検索した時の結果です。
見てみると、確かにまとめサイトやQ&Aサイトが一切なし。
しかし、1ページあたり20記事が表示されていて、そのうちのなんと14記事が「コトバンク」という結果になっています(笑)
「まとめサイト」や「Q&Aサイト」を弾くとなっていますが、僕が試してみたところどうやら以下のサイトも引っかからないみたいです。
- SNS
- Youtube
- 無料ブログ
- WordPress
- 芸能人や著名人の公式ページ
- ECサイト etc
というか、大手ニュースサイトや辞書サイトを除いたほぼ全てのサイトが検索結果に出てきません。(「ねとらぼ」や「Game Watch」は出てくる)
個人の方が運営してそうなサイトも一切出てこないです。
ちなみにGoogleやYahooのようにサジェストも出てきます。
また検索結果の右側を見てみると、検索のソート方法として
- LAVEL
- DATE RANGE
- SIZE
- FILE TYPE
を装備。
あと検索窓の右側の歯車ボタンを押せば、いろいろと設定もできます。
これ、個人の方が作ったのだとしたらものすごい技術ですよね。
Nyafooを使ってみた感想や活用方法について
使ってみた感想としては、やはり開発者の方が自分が使いやすい検索エンジンにしたということでかなり恣意的な印象を受けました。
「ASCII.jp」「コトバンク」「毎日新聞」「調査のチカラ」といったサイトが検索結果に出てくることがほとんどです。
多分開発者の方がこれらのサイトをよく使うのではないでしょうか。
それから、これは僕なんかが言わなくとも開発者の方も重々承知されていると思いますが、今のところ(2017年7月4日)ユーザーの側から見た時の現在の問題点としては
- アクセス過多への対処
- インデックス数が少ない
の二点かなと思います。
アクセス過多のほうはサーバーのスペックによるとして、インデックス数は現在45万を超えたくらいで、これからもっと増やしていくそうです。
そうなれば様々な大手ニュースメディアの記事が検索結果に表示されることになり、Nyafooを使う人もどんどん増えていくことでしょう。
これはとても画期的で面白い!
ちなみにツイッターでの皆さんの意見はこんな感じ。
素晴らしい。
助かる。 https://t.co/KMnDQG6Xa2— Gin-Lime (@ginlime) 2017年7月3日
「邪魔なまとめサイトや知恵袋を除外してくれる」で話題の「Nyafoo」にねとらぼが引っかかるのは愉快なジョークだなと思った
— いおり村長 (@IoryHamon) 2017年7月4日
Nyafoo!面白そうだねぇ。45万インデックスだとまだまだデータ少ない印象だけどページ単位の品質は良さそう。個人的にはリンク繋がってないサイトへどうアプローチするかだなぁ。
— どぅ (@lampusr) 2017年7月4日
Nyafooすげーありがたいけど
急激にアクセス伸びて
重たい— めるさる (@ehyeh2) 2017年7月4日
Nyafooをまとめサイトがまとめるというこの珍現象
— あっち (@touch_sunny) 2017年7月4日
「こういうのがあると助かる」という意見から、「落ちてて使えない」、「まとめサイトがNyafooをまとめているのがウケる」まで様々なものがあります。
それからこんなファニーな投稿もありました。
Nyafoo!ってニャフーって読むの?
猫専用検索エンジンかと思った… pic.twitter.com/7EiFn2OsLv— あかべコ@とっても嬉しいです (@akabeko3023) 2017年7月3日
可愛い(笑)
まとめ:ついに個人が検索エンジンを作る時代
ということで今回はNyafoo japanさんの新検索エンジン、Nyafooについてまとめてみました。
しかし、今はもう個人(おそらくNyafoo japanさんは個人)が検索エンジンを作る時代ですか〜。
こうやってITリテラシーがある方が自分の好きな検索エンジンを自分で作るようになっていくと、今のGoogle一強の時代もそのうち終わりを迎えるのかもしれません。
近頃はヨーロッパで独占禁止法に触れたという疑いで、とても一企業に請求するとは思えない額の損害賠償を請求されていますし。
SNSでマストドンみたいなサービスが出てきたのと同じように、たくさんの検索エンジンが乱立する時代が来るのかもしれませんね。
まあ、Googleの社員さんたちは頭が良いので、多分そういったユーザー向けに検索エンジンの開発プラットフォームサービスなんかを提供するのでしょうが。(もしかしてもうやってる?)
WebマーケティングやSEOの在り方も今後大きく変わっていくことでしょう。