ノマドライフとは?超簡単にメリットやデメリットについて紹介

ノマドライフ とは

本田直之さんや四角大輔さんらの活躍によって、広く知られることになった「ノマドライフ」。

今やスマートフォンを始めとしたネット機器をフルで使えば、わざわざ仕事をするためにオフィスに行く必要もなく、世界中どこにいても仕事をすることができます。

世界のどこにいてもネットにつながる環境なら仕事ができるなんて、数十年前には考えられなかった変化ですよね。

そこで今回はそんな「ノマドライフ」について、この言葉の表すところやノマドライフのメリット・デメリットを紹介してみました。

いつかは堀江貴文さんやはあちゅうさんのように場所に縛られない自由気ままな働き方をしてみたいと思う方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

ノマドライフとは?

俗に「ノマドな生き方」という意味合いで用いられる語。仕事場を一箇所に定めず、自由な場所で仕事をするあり方といった意味。ノマドはもともとは遊牧民という意味の語。

出典:Weblio

「ノマドライフ」とはその名の通り、ノマドのように生きるということ。

「ノマド(nomad)」とは英語で「遊牧民」を表す言葉で、彼らのような家畜を放牧して常に移動しながら働く生活スタイルになぞらえて、最近では一つの場所に縛られずに様々な組織、オフィスにまたがって仕事をするワークスタイルという意味で使われるようになりました。

⇒ ノマドとは?ノマドの4つの種類とフリーランスとの違いを簡単に解説!

よく「フリーランスと何が違うの?」と疑問に思う方もいますが、フリーランスとは日本語に訳すと「自由契約」。

この言葉は特定の会社や組織に属すことなく、自分のスキルや力で独立した個人として仕事を受け持つことを意味します。

ノマドは「どこで働くのか?」という場所に関する言葉であるのに対して、フリーランスは「特定の組織に属しているか?」という契約形態に関する言葉。

よって、会社員でもオフィスに出社はせずにカフェなどを転々として仕事するならノマドと言えるし、いつも同じ会社のオフィスにいってその他の従業員の人たちと同じように働いていても専従でないのならフリーランスということです。

 

ノマドの職業や収入源

ノマドの大前提は移動をしながら働くということ。

よって、その職業は基本的には「どこにいても仕事ができて収入が入ってくる」という性質のものです。

  • アフィリエイター
  • ブロガー
  • 経営者
  • 投資家
  • 在宅勤務が可能な会社員
  • 執筆家(ライター)
  • フォトグラファー
  • アーティスト
  • 企業のアドバイザー(コンサルタント)
  • フリーのプログラマー
  • ストリートパフォーマー etc

基本的には上のようなノートPCや電話、もしくは自分の体一つさえあればお金を稼ぐことができるような人たちになります。

アフィリエイターやブロガーであれば主には広告収入、経営者や投資家であれば資産運用や権利収入、ライター・フォトグラファー・アーティストであれば印税が入ってくるなどでしょう。

 

ノマドの出没地

ノマドは神出鬼没で、その人がどんな職業のノマドなのかによって出没する場所もかなり異なってきます。

会社員でノマドとして活動している人やブロガーであれば、カフェや図書館などの施設にいることが多いでしょう。

経営者や投資家といった人たちであれば海外でバカンスを楽しんでいるかもしれません。

 

ノマドライフのメリット

どこでも好きな場所で仕事ができる

ノマドのメリットはなんといっても自分の好きな場所に移動して、自分が最も気分が上がる場所で仕事ができること。

「アイデアと移動距離は比例する」とハイパーメディアクリエイターの高城剛さんは仰っていますが、これはまさにその通りで、見知らぬ土地で見知らぬものに触れれば触れるほど、頭が柔らかくなりクリエイティビティや作業効率が上がります。

クリエイターやアーティストと名乗る人の中にノマドが多いのも、きっとそうした理由があるからでしょう。

PC1台とネット環境さえあればどこでも仕事ができるのであれば、世界中を旅しながら仕事をすることも可能ですね。

また、国内であっても「東京の会社で働いているけど、住まいは地方」というように地域の物価の差を利用することでちょっと贅沢な暮らしができたりします。

 

通勤ラッシュから開放される

もはや外国人にとっては日本の名物となっている通勤ラッシュもノマドライフであれば遭遇する必要なし。

場所をいつでも自由に移動できるので、朝のラッシュの時間帯は家で仕事をして、昼からクライアント先で打ち合わせ、その後はカフェでちょっと仕事をして、夜は帰宅ラッシュになる前に帰るなんてことも可能です。

満員電車は相当に体力も気力も奪われますが、これを避けることができるのはノマドのかなりのメリットでしょう。

 

ノマドライフのデメリット

自己管理が大変

ノマドライフでは自分を縛るものが何もないので、徹底した自己管理が必要になってきます。

  • 何時に起きるのか
  • 何を食べるのか
  • どんな予定を入れるのか
  • どこへ行くのか
  • 誰と会うのか etc

こうしたことを全て自分の裁量で決めなくてはならないので、物事を自分で決めることが苦手で、いつも誰かに管理してもらうことに慣れている人はノマドには向いていません。

ノマドになるのであれば全て自己責任で、自分の管理は自分でしっかりするという強い意思を持たないと、ただダラダラしているだけの人になってしまいます。

 

地に足の着いていない人だと思われることが多い

これもその人がどんな職業のノマドなのかにもよりますが、古くから土地に対する信仰が根強い日本ではノマドのように特定の場所を構えずに働くワークスタイルには否定的な意見を持っている人も多いのが事実です。

多分「難民」みたいな印象を受けるんでしょうね。

ネットではよく「ノマド」という言葉についてのやたら否定的な意見を見かけます。

しかし、これは多くの場合「ノマド」と「フリーランス」がごちゃごちゃになって理解されているためで、まずそもそも会社員のような特定の組織で働いている人でもノマドはいるということ。

それから、仮にフリーランスのように自由契約なノマドでも、今の時代会社員だろうと自分のスキルを磨くことを怠っていては社会から必要とされなくなってしまうことは同じ。

確かにフリーランスよりはまだ会社員のほうが安定はしているでしょうが、その安定の上であぐらをかいているとやばいということです。

 

まとめ

ということで今回はノマドライフに関して、その意味やメリット・デメリットについて解説をしてみました。

ノマドライフと聞くと、それだけで「夢物語」とか「安定してない人」と反射的に思ってしまう人もいるでしょうが、別にそんなことはありません。

あのリクルートやGoogleも最近ではオフィスに出社しなくても良いワークスタイルを取り入れていますし、会社にもそこそこ安定している会社と資金繰りが苦しくて潰れそうな会社があるように自分をノマドと語っている人の種類も様々です。

日本ではまだあまりノマド人口も少なく感じますが、海外を旅しているとホステルとかホテルに泊まる度にこのようなノマドの方と遭遇します。

ヨーロッパ一の頭脳を持つと言われているジャック・アタリは、著書の「21世紀の歴史」で数年後には全ての人類がノマド化を強いられると語りましたが、やがて日本でもその流れが大きくなってくることでしょう。

このあたりの話はまたの機会にでも。

2017年06月26日 | Posted in Nomad Style

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